【コラム】梅雨の時期になると、よく建物の入り口で見る傘ポン

皆さんこんにちは。弁理士の杉浦です。

梅雨の時期ですね。早くも地域によっては梅雨入りが発表されましたところもあります。梅雨の時期にイヤなのは、やはり傘を持ち運ばなければならないことや、濡れたままの傘をオフィス内に持ち込むことです。

最近は、最近どこへ行っても雨の日にはオフィスビルの入り口に傘を袋に入れられる機械が置いていること目にする機会があるかと思います。

この傘を袋に入れる機械は何種類かあるようですが、そのうちの一つに「傘ポン」というのがあります。おそらく皆さんもこの「傘ポン」を見たことがあると思います。この「傘ポン」というのは、実は町工場で生まれたユニークな発明品で、新倉計量器株式会社の新倉基成と、株式会社村春製作所の村上稔幸とが開発した商品だそうです。

この傘ポンは、特許と商標を取得しています(特許第2562806号、商標登録第3196611号)が、その当時の新倉社長は、直感的にこれはいけると思ったようで、約20件ぐらい特許出願したそうです。なお、現在、「傘ポン」に関する特許出願はもう少しあると思います。

当時の特許(特許第2562806号)の権利範囲は、傘を「傘ポン」の挿入口に入れることで袋の先端が自動的に開放し、傘の先端を滑らせながら傘袋の中に収納できる構造について取得されていたようです(正確には特許請求の範囲を御覧ください。)。

ちなみに、この時の代理人弁理士は、第94代総理大臣の菅直人でした。菅直人氏は弁理士業務されていたのですね!?

皆さんも、雨の時、ビルの入り口で「傘ポン」を見た際は、これが特許なんだなと思い出してくださいね。


ライター

杉浦 健文

パテ兄

特許事務所経営とスタートアップ企業経営の二刀流。

2018年に自らが権利取得に携わった特許技術を、日本の大手IT企業に数千万円で売却するプロジェクトに関わり、その経験をもとに起業。 株式会社白紙とロックの取締役としては、独自のプロダクト開発とそのコア技術の特許取得までを担当し、その特許は国際申請にて米国でも権利を取得、米国にて先行してローンチを果たす。 その後、複数の日本メディアでも取り上げられる。

弁理士としてはスタートアップから大手企業はもちろん、民間企業だけではなく、主婦や個人発明家、大学、公的機関など『発明者の気持ち、事業家の立場』になり、自らの起業経験を生かした「単なる申請業務だけでない、オリジナル性の高い知財コンサル」まで行っている。

■日本弁理士会所属(2018年特許庁審判実務者研究会メンバー)
■株式会社白紙とロック取締役
■知的財産事務所エボリクス代表
■パテント系Youtuber 


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