TMEIC、UPS特許侵害で富士電機に追加訴訟を提起

TMEIC(ティーマイク)は、無停電電源装置(UPS)に関する同社特許権の侵害を理由に、富士電機に対し新たな措置を講じたことを発表しました。同社は2024年11月11日に東京地方裁判所に特許権侵害差止仮処分の申立てを行い、翌12日に特許権侵害訴訟を提起しました。

追加訴訟の背景

TMEICはすでに2024年10月1日に、UPSの回路構成に関する特許侵害で富士電機を提訴しています。今回の追加訴訟は、制御および構造に関する特許を対象としたものです。

さらに、TMEICは韓国貿易委員会に対しても、富士電機製UPSが同社の韓国特許権を侵害しているとして輸入差し止めを申請し、10月30日付で調査開始が決定しています。

UPSの重要性とTMEICの技術

UPSは、落雷などの電源障害に備え、製造設備やネットワーク機器を保護するために使用される重要な装置です。TMEICはUPSの開発において、変換効率向上消費電力の低減、および小型化・軽量化を実現する特許を多数保有しており、国内外で実績を積み重ねています。

また、UPSは高速スイッチング技術が必要なパワー半導体素子(IGBT)を活用し、直流電流を交流に変換する高度な制御を求められる分野です。

知的財産権に対するTMEICの姿勢

TMEICは、知的財産権を重要な経営資源と位置付けており、「侵害が確認された場合には厳正に対処する」と表明しています。今後も特許権の保護を徹底し、競争力を強化する方針です。

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。