特許内容の解説
空気や酸化皮膜などの混入を極めて少なく抑えた高品質な鋳造品を経済的かつ省エネルギー的に製造できる新しい鋳造法と装置です。
鋳型空隙部とストーク(溶湯を保持する部分)の間にシール板を配置し、湯口をシールして鋳型空隙部を減圧します。次にシール板の下面に設けられた減圧溝を通じてストーク内を減圧し、溶湯を吸引します。
溶湯が減圧溝に進入した時点で、シール板を動かし開口部を湯口とストークの間に移動させ、鋳型空隙部を溶湯で充満させます。この工程により、高品質でガスや酸化皮膜の混入が少ない鋳造品を製造することができます。
AIによる特許活用案
- 高精度な金属部品の製造における工業的応用。
- 自動車や航空機の部品製造における精密鋳造。
- エネルギー効率と生産性を求める電子部品や機械部品の大量生産。
- 減圧鋳造が必要とされる精密医療機器の部品製造。
- 環境負荷を低減した持続可能な製造プロセスとしての採用。
- 総合分析
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- 自己評価
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- コメント
- 特許概要
特許取得国:
適正価格200万円
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希望価格200万円
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掲載準備中
出願番号 | 特願2007-098865 |
出願日 | 2007/3/6 |
出願人 | アイ・イー・ソリューション株式会社 |
公開番号 | 特開2008-213034 |
公開日 | 2008/9/18 |
登録番号 | 特許第5319893号 |
特許権者 | アイ・イー・ソリューション株式会社 |
発明の名称 | 高真空吸引鋳造装置 |
技術分野 | 機械・加工 |
機能 | 機械・部品の製造 |
適用製品 | 凝固を利用した材料加工法 |
目的 | ガスや酸化皮膜等の巻き込み欠陥が極めて少ない高品質鋳造品を経済的かつ省エネルギー的に製造できる鋳造法および装置を提供する。 |
効果 | 鋳型空隙部をストークと独立に減圧できるため、鋳型空隙部を容易に高真空にできる。鋳型空隙部を高真空にすることで、ガスの巻き込みがなくなるだけでなく、湯面の酸化が少なく酸化皮膜の巻き込みも少なくなる。 装置は小型で装置コストが低く、使用エネルギーも少ない。 |
技術概要 | 保持炉の上部に配置した鋳型の鋳型空隙部の下端に設けた湯口と保持炉に浸漬したストークの間に、少なくともシール部となる部分と開口部およびこのシール部の下部の前記ストーク側にストーク内を減圧するための溝である減圧溝を有するシール板を配置し、前記湯口と前記ストークを前記シール部で密閉し、前記鋳型空隙部を減圧し、さらに前記減圧溝から前記ストーク内を減圧して、保持炉内の溶湯を吸引・上昇させ、湯面が前記減圧溝に流入した時点で、前記シール板を駆動して前記湯口と前記ストークの間に前記開口部を移動し、前記鋳型空隙部と前記ストーク内の差圧により前記鋳型空隙部を溶湯で充満することを特徴とする鋳造装置。 |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【可】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
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#弁理士コメント
この特許文書は、鋳造技術に関するものです。この技術は、鋳型の中にある空洞部分(鋳型空隙部)に溶けた金属を注入する際に、効率的に溶けた金属を充填する方法を提案しています。