まだ夏は終わらない!!手持ち花火は日本の誇り

夏の風物詩といえば、花火ではないでしょうか??
そんな花火、実は知財と深い結びつきがあるのです。
以前に、+VISIONで日本最古の特許をご紹介しました。

日本最古の特許は花火だった!?

今の手持ち花火は、ただ火花が出るだけではなく、職人さんたちの高度な技術が詰まっている手持ち花火や、驚きの沢山の工夫がされた面白花火が沢山あります。
そこで今回は、花火に使用されている特許を紹介しましょう。

井上玩具煙火

井上玩具煙火株式会社は、手持ち花火の老舗会社です。この会社から出ている商品は非常に面白いと思います。

打ち上げ花火台座

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2009-264655/110BE42829D9237DB2C9BE91CC88B00BE3627416D33391EB609073FF8484B8BF/11/ja

こちらの特許は、打ち上げ花火をする際に、倒れないようにする土台の特許です。
これがあることで、打ち上げ花火をする際、倒れてこちらに花火が飛んでくる心配がなくなります。

花火後の灰落下防止

こちら、専門用語ではスパークラーというそうで、花火が燃焼中や燃焼後の跡、灰が落下しない特許になります。

画像のような、燃えた後も棒についたままになっている部分ですね。こちらが落ちないようになっている特許です。このような技術があるから、燃えカスを掃除することなく、水を溜めたバケツ等に入れて鎮火することが出来るんですね。

花火だけでない点火具

こちらは、花火ではなく、点火具の特許です。よくライターや蝋燭に火をつけてそこから、花火を点火する方が多いと思いますが、屋外の風が強いところでは、蝋燭の火はすぐに消えてしまいます。
そんな時に活躍するのが、この点火具。

容易に着火して円滑に燃焼し、かつ、風のある屋外でも火が消えることのない点火具だそうです。手持ち花火のセットを買うと、パセリのようなあまり活躍の少ない点火具ですが、実はすごい工夫がされていたんですね。

身近なものもアイデアが詰まっている

いかがでしたか?
綺麗という観点でしかしたことのない花火。実はいろいろな工夫が凝らされています。権利化されていないものも沢山ありますが、花火がユーターンするような手持ち花火があったりと、職人さんをはじめ、企業の工夫が凝らせれている花火。

私たちを飽きさせぬよう、そして楽しませてくれるような努力の結晶と思いながら、残りの夏のイベントとして、花火を楽しんでみてはいかがでしょうか?


ライター

+VISION編集部

普段からメディアを運営する上で、特許活用やマーケティング、商品開発に関する情報に触れる機会が多い編集スタッフが順に気になったテーマで執筆しています。

好きなテーマは、#特許 #IT #AIなど新しいもが多めです。