ドローン空路整備事業を国内で展開している株式会社トルビズオン(本社:福岡県福岡市 代表:増本 衛)は、米国特許商標庁より「空域利用促進システム、空域利用促進方法、サーバ装置、及びプログラム」に関する特許査定通知を受領したことを、2023年8月21日プレスリリースで公表した。
「スカイドメイン®︎」は、空域情報に特定のタグをつけて、まるでインターネットのURLのように空の空間を識別・利用するための特許技術。この技術は空に「住所」を作る技術であり、トルビズオンが展開する「S:ROAD」というドローン空路調整プラットホームの基盤として活用されている。
スカイドメイン®︎のデータベースには、ドローンが飛行する空域の詳しい位置情報(緯度・経度・高度)、地域に対するドローン飛行の合意状況、リスク情報等、その他様々な情報が保存される。また、「スカイドメイン®︎」を使用すると、ドローンのユーザーは複雑な航路の設定なしで、簡単にドローンの自動制御やペイロードコントロールを実行することができる。
【特許番号】 特許第6517972号(P6517972)
【登録日】 平成31年4月26日(2019.4.26)
【発明の名称】 空域利用促進システム、空域利用促進方法、サーバ装置、及びプログラム
【特許権者】 【氏名又は名称】株式会社トルビズオン
【発明者】 【氏名】増本 衞
【要約】 【課題】空域登録者等と空域利用者等とをマッチングすることで空域利用を促進すると共に、飛行の安全性を向上させる。
【解決手段】本発明のサーバ装置1は、情報端末と通信自在であり、空域を特定するもので少なくとも第1乃至第3ドメイン情報で構成されるドメインを発行するもので、情報端末からのドメイン発行要求を処理する受付処理部11bと、発行要求に基づきドメインを発行するドメイン発行部11cとを有し、情報端末からは、少なくともエリア情報と第3ドメイン情報が送信され、ドメイン発行部11cは、第1ドメイン情報を予め定められた文字列とし、第2ドメイン情報をエリア情報に対応する文字列とし、第3ドメイン情報を情報端末より送信された文字列とし、空域を指標するスカイドメインを発行する。
同社のメッセージとして、私たちが目の当たりにしているのは、空の新しい時代、そして未来の革命です。スカイドメイン®️はドローンが飛行する空域の開拓と、設定された空域データの取引を可能とする画期的なシステムで、トルビズオンは2019年に日本国内での本特許を取得し、現在、ドローン空路整備事業者として国内でドローン産業の発展に貢献しております。今後、米国での特許を取得することにより、私たちは国際的な空域取引のスタンダード確立を目指し、ドローン空路の開拓を狙う予定だとしている。
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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