日本を資源大国に!海水からマグネシウム・カルシウムを取り、同時に電気分解で水素を生成~特許取得済

日本は各種資源・エネルギーを輸入に頼ってきた。しかし今後さらに発展するためには国産のエネルギー・資源が必要となる。日本には資源がないと言われるが実は世界第6位の専有海洋水域を持ち、豊富な地下水にも恵まれた国土がある。これらと日本の持つ優れた科学技術を結びつけることで新たな資源を得ることが可能だ。

アンヴァール株式会社(本社:静岡県浜松市 代表:櫻井 重利)は、4月1日を「夢を発信する日」にしようとするApril Dreamに賛同していると、23年4月1日プレスリリースにて「アンヴァール株式会社」の夢だとして公表している。

同社は、「日本を資源大国に!」を旗印に、海洋に含まれるマグネシウム(Mg)を採取する特許出願済み技術により採取したMgを国産の低CO2Mgとして自動車やロボットなど次世代基幹産業の構成材向けに供給する、火力発電所やダイレクトエアキャプチャー(DAC)など多数の供給源からのCO2をMgとの燃焼反応により固体炭素にし、熱・電力供給とCO2固定化の一石二鳥を狙う、海水の電気分解時に発生する水素やバイオマス由来の水素を生成するなど複合的な取り組みを実現するとし、これらの事業により日本を資源大国にすると同時に地球全体の気候変動対策にも貢献するとしている。

令和4年度静岡県海洋技術開発促進事業費補助金に採択されて焼津の静岡県海洋・水産技術研究所にマグネシウム・カルシウムの回収と水素生成を同時におこなう実験装置を設置、23年4月中旬から稼働するとしている。

同社は、2019年4月に地下でグリーンメタン・水素を生成する方法(特願2019-076894)を出願し、先ごろ登録されている。同11月には海水からマグネシウムだけを選択的に従来よりも省エネルギーで回収する方法(特願2019-199829)を特許出願し現在審査中でもある。

2020年に特許庁知財アクセラレーションプログラム「IPAS2020」、2021年、2022年に2年連続で経済産業省の福島イノベーションコースト構想による福島テッククリエイトビジネスアイデア事業化プログラムに採択されて、計7件の新規特許を出願している。

申請中の特許

【発明の名称】マグネシウムの回収方法およびマグネシウム回収装置
【公開番号】特開2021-70861(P2021-70861A)
【出願人】 【氏名又は名称】国立大学法人静岡大学 【氏名又は名称】アンヴァール株式会社
【発明者】 【氏名】佐野 吉彦

【要約】 【課題】マグネシウム水酸化物の生成効率を向上させること。
【解決手段】少なくともマグネシウムイオンを含む水溶液の電解によって、水に対して難溶性のマグネシウム水酸化物を生成させて回収するマグネシウムの回収方法において、アノードとカソードとを有する電解槽を、陽イオン交換膜によってアノードを有するアノード側槽とカソードを有するカソード側槽とに区画し、カソード側槽にマグネシウムイオンを含む水溶液を導入して、カソード側槽からアノード側槽への陰イオンの移動を制限した状態で電解を行う。

【選択図】図1


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000046847.html

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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