特許取得のITを使ってサムライの真剣勝負を現代に再現したデジタルスポーツSASSEN~イベント開催予定


必要なものは「スマホ」だけ。「する人、観る人、支える人のみんなが納得し、楽しめる種目を創りたい」という思いから誕生した次世代スポーツSASSEN。一般社団法人全日本サッセン協会はそのイベント予定を23年5月1日プレスリリースで公表している。

「SASSEN」。その名は「颯爽(さっそう)と、風を切るさま」という意味である颯然(さつぜん)から取ったもの。また、宮本武蔵の二天一流剣術「指先(さっせん)」からもヒントを得たことから、口にしやすいよう「SASSEN(サッセン)」と呼ばれている。

発祥は、北九州市を中心に、空手、武術、古武術、礼儀作法を指導している風林火山武術道場(本部・八幡東区)で生まれた。道場の信念は「怪我をさせず、楽しく武術を学ぶ」こと。そんな道場の護身術の一環として取り組まれていたのが、SASSENだ。

「人を傷つけず、怪我をさせない武術」を望み、追及し、生まれた競技で、必要なものは「スマホ」だけ。家の中でも、公園でも、オフィスでも。どんな場所でも手軽にできる次世代のデジタルスポーツとして、平成28年に生まれた新しいスポーツ。

スマホ一台で正確な判定ができることが特徴で、東京秋葉原を中心に、九州(福岡県北九州市)、関西(大阪市)、富山県など拠点を増やしており、競技人口も150人(2020年度)から5000人(2022年度)と着実に増加している。

道具はセンサ類が内蔵された⻑さ約70cmの発泡ポリエチレン製の刀「SASSEN 刀」と、スマートフォン(タブレット)のみ。 頭部以外の身体に当てると一本となり、アプリが当たり判定を行う。SASSEN刀は平成28年12月22日に特許取得している。

【発明の名称】スポーツ交戦装置
【特許番号】特許第6062592号(P6062592)
【登録日】平成28年12月22日(2016.12.22)
【特許権者】 【氏名又は名称】本村 隆昌
【発明者】 【氏名】本村 隆昌

【要約】 【課題】例えば、接触、衝突、刺突、及び、空振りといった状況や衝撃力、更には、その発生時間を、リアルタイムに取得して、動作状態を判断することができ、専門の審判員を要することなく、公平に判定することが可能なスポーツ交戦装置を提供する。

【解決手段】棒状の交戦具本体14の内部に設けられた衝撃センサ15、16、第1の制御部17、第1の交信部18、及び、電源19を備えた棒状交戦具11、12と、第2の交信部25及び第2の制御部26を備えた信号処理手段13とを有するスポーツ交戦装置10であり、交戦具本体14は、柔軟性と屈曲性を有する合成樹脂製の内側基材20と、これを囲む発泡性合成樹脂製の外側基材21を備え、衝撃センサ15、16は、加速度センサ、角速度センサ、圧力センサ、及び、感圧センサのいずれか1又は2以上からなり、第2の制御部26で識別した各棒状交戦具11、12の動作状態の結果を表示部27に出力する。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000080158.html
https://sassen.jp/japan_cup_2023/#japancup9


Latest Posts 新着記事

キヤノン参戦!? 新特許が示す“シネマ級スマホ”の衝撃

世界的なカメラメーカーであるキヤノンが、ついにスマートフォン市場へ参入するのではないか―そんな観測が特許情報をきっかけに広がっている。これまでカメラ業界をけん引してきた同社がもしスマホ分野に本格的に乗り出すとすれば、その意味は非常に大きい。単なる「カメラが強いスマホ」ではなく、映画撮影レベルの表現力を一般消費者の手のひらに届ける可能性があるからだ。ここでは、新たに明らかになった特許の内容や、カメラ...

高精細×省電力を両立 半導体エネ研の酸化物半導体特許が拓く未来

近年、スマートフォンやタブレットに加え、テレビやパソコン用ディスプレイ、さらには車載ディスプレイに至るまで「大画面化」の潮流が加速している。高精細かつ省電力を両立したディスプレイが求められる中、バックプレーン技術の要となる半導体材料として、酸化物半導体が再び注目を浴びている。 こうした状況下で、半導体エネルギー研究所(半導体エネ研)が、大画面パネル向けの酸化物半導体技術に関する新たな特許を取得した...

I-ne、東大と共同で「化粧品用マイクロニードル技術」を特許出願 株価後場に上昇

化粧品ブランド「BOTANIST」や「YOLU」を展開するI-ne(アイエヌイー、東証グロース上場)は、東京大学との共同研究の成果として「新規化粧品用途におけるマイクロニードル技術」を特許出願したことを明らかにした。この発表を受け、同社株は後場に入り上げ幅を拡大。投資家からは「技術力の裏付けとなる知財戦略が進展した」との評価が寄せられている。 ■ マイクロニードル技術とは何か マイクロニードルとは...

EV急速充電の主導権争い シリコン負極材で韓国勢が優位に

電気自動車(EV)の普及において最大の課題の一つが「充電時間」である。ガソリン車に比べて充電に時間がかかることは、ユーザー体験を損ねる要因となってきた。しかし近年、バッテリー技術の革新、とりわけ「シリコン系負極材」の実用化が進むことで、急速充電の実現に大きな期待が寄せられている。こうした中、韓国のLGエナジーソリューション(LGES)やSKオンが、関連する特許ポートフォリオの拡充によって、中国最大...

知財で支える防災社会──特許技術がもたらす安全と創意

知財を活用して防災を支える技術と創意の力 私たちの生活は、地震、台風、豪雨、火山噴火といった自然災害の影響を受けやすい環境にあります。災害によって命や財産が脅かされるだけでなく、社会インフラや経済活動にも大きな影響を与えます。こうした脅威に備えるためには、防災技術の開発や迅速な対応が不可欠ですが、近年では「知的財産(知財)」の活用が防災力向上に大きく寄与することが注目されています。 特許技術が支え...

トランスG、欧州で画期的エクソンヒト化マウス特許取得 創薬研究の未来を切り拓く

株式会社トランスジェニック(以下、トランスG)は、2025年6月に「エクソンヒト化マウス」に関する特許を欧州で取得したことを発表しました。この技術は、従来のヒト化マウスモデルの課題を克服し、疾患研究や創薬支援において新たな可能性を開くものとして注目されています。本稿では、この技術の概要、適用例、特許取得の意義、技術的背景と課題、今後の展開について詳述します。 1. エクソンヒト化マウス技術の概要 ...

小学生のひらめきが社会を動かす ― 特許庁が後押しする“未来の発明家”

「自由研究」という言葉を聞くと、多くの人が夏休みの宿題を思い出すだろう。工作や観察、調べ学習など、その内容は千差万別だが、子どもならではの柔軟な発想が光る場面も多い。今年、そんな小学3年生の自由研究から生まれた“特殊なストロー”が注目を集めている。さらに、そのアイデアは特許庁による後押しを受け、本格的に知的財産としての保護を目指すこととなった。この出来事は、単なる「子どもの作品」にとどまらず、未来...

iPhone連携で実現する新方式 ― Apple Watch血中酸素機能の米国再解禁

Appleは2025年8月14日、米国市場において「血中酸素(Blood Oxygen)」計測機能をApple Watchに再導入することを発表しました。対象となるのは Apple Watch Series 9、Series 10、そして Apple Watch Ultra 2 であり、ソフトウェアアップデートによって利用が可能になります。これは単なる機能復活ではなく、従来の方式を見直し、iPho...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

海外発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る