通気性能と防水性能を両立した驚きの快適スニーカー~特許取得の新通気防水システム「モイスルー360」搭載


広島化成株式会社(本社:広島県福山市 代表:宮地 幹治)は、自社ツバメブランドの2023春夏新製品である高機能スニーカー「リラフィット」のメンズタイプを応援購入サービス「Makuake」にて、先行受注を実施したことを、23年2年27日プレスリリースで公表した。

先行発売したのは、靴内湿度を約20%軽減の「すべての人に心地よい」を追求した同社ツバメブランドによるオリジナルスニーカー。

この高機能スニーカー「リラフィット」には、自社独自の新しい通気防水システム「モイスルー360」を搭載している。靴内に湿気がたまりやすくなる防水フィルムの代わりに通気性の優れた防水素材を代用することで防水性と通気性を両立させた通気防水システム「モイスルー」を進化させており、防水性能はそのままに、アッパー部分に加え、靴底からも空気と水蒸気を逃がすことができる。(特許番号:6777675)

これにより従来の足の甲部分の通気に加え、逃げにくい足裏からも空気と水蒸気を逃がすことで靴内環境を更に快適に保つ。自社従来防水製品との靴内湿度の差は約20%。モイスルー360は湿度の上昇がほぼなく靴外部と同じ湿度を維持する。また、足裏の湿度も約10%軽減する試験結果が出ている。(自社試験結果)

デイリーシーンやレジャー、スポーツなどのアクティブシーン、そして天気が読めない場面においても、年間を通して365日。様々なライフスタイルシーンで活用することができる。デザイン面においても日常とスポーツのどちらのファッションにも馴染むカラーリング設計を採用している。

【発明の名称】通気防水靴を製造する方法
【特許番号】6777675
【登録日】2020年10月12日
【特許権者】 【氏名又は名称】広島化成株式会社
【発明者】 【氏名】舟橋 裕一 【氏名】桑田 恒洋

【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明が解決しようとする課題は、アッパーの表材、及び直接、又は靴下等を介して足に間接的に接触するアッパー裏材の少なくとも2層から構成されるアッパーの間に、靴内で発生した水蒸気を靴の外部に放散させ、雨その他が発生源の水滴が靴内に浸透するのを防止する通気防水フィルムを間挿させるタイプの従来の通気防水靴の欠点を改良することである。以下省略。

【課題を解決するための手段】
本発明者は、アッパー裏材及びアッパー表材の間に、100~200μm以下の薄い通気防水フィルムを挿入し、アッパー裏材及びアッパー表材の両方に接着した従来のタイプの通気防水靴は、通気防水フィルムの厚さが、アッパー裏材及びアッパー表材に比べてあまりにも薄いために、靴の履用者の激しい運動によるアッパー裏材或いはアッパー表材の変形に追随できず、靴の使用態様によっては、フィルムの特定の箇所に応力が集中し、フィルムの断裂或いは破断を引き起こすことを確認した。以下省略。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000105054.html


Latest Posts 新着記事

「AFURI」vs「雨降」—ブランドと地域性が交差する商標攻防戦の結末

はじめに 2025年4月、人気ラーメンチェーン「AFURI」を展開するAFURI株式会社と、日本酒「雨降(あふり)」を展開する吉川醸造株式会社との間で繰り広げられていた商標権を巡る争いに、知的財産高等裁判所が一つの決着をもたらした。AFURI社が主張していた吉川醸造の「雨降」商標に対する無効審判請求が棄却されたことで、両者のブランドの共存可能性が示唆された形だ。 本稿では、この裁判の経緯と背景、そ...

BYD・HUAWEI・XIAOMIが描くEVの未来図:特許情報から探る勝者の条件

中国の電気自動車(BEV)産業は、急速な技術革新と政府支援を背景に、世界市場を席巻しつつある。その最前線に立つのが、BYD(比亜迪)、HUAWEI(華為)、XIAOPENG(小鵬)、NIO(蔚来)、ZEEKR(極氪)、そしてXIAOMI(小米)といった企業群である。彼らの競争力の源泉には、特許戦略に基づいた技術開発と事業戦略がある。本稿では、各社の特許情報と独自の取り組みから、その強みと潮流を読み...

ブリングアウト、複数面談のビッグデータを効率解析する技術の特許取得

人材採用における「面談」の在り方が、今、大きな転換期を迎えている。履歴書や職務経歴書といった定型情報では読み取れない人物像を、企業はより深く、多面的に把握しようとしている。そのため、1回の面談で即決するのではなく、複数の担当者による複数回の面談を通じて候補者を評価するケースが増加している。 こうした「複数面談」時代の課題は、面談記録の管理と評価の一貫性だ。面談官が異なれば、見る視点や質問の切り口、...

Samsungの特許が描く未来のXR体験:Galaxy RingとWatchで広がる操作の可能性

XR(Extended Reality)の進化は、ハードウェアの小型化や表示性能の向上だけでなく、ユーザーインターフェース(UI)の革新にこそ真価が問われている。どれほど高精細な映像を表示できたとしても、その世界を直感的に操作できなければ、ユーザー体験は限定的なものにとどまってしまう。AppleのVision Proが「視線とジェスチャー」を組み合わせた操作体系で話題を集めたのも、この直感性に焦点...

DeepSeekの衝撃、その先にある“中国のAI戦略”とは

2024年、中国発の大規模言語モデル「DeepSeek」が登場し、AI業界に衝撃を与えた。ChatGPT-4と比較しても遜色ない性能を持ちながら、オープンソースとして公開され、誰もが利用・改良できるというその姿勢は、クローズド戦略をとる米国の主要AI企業とはまったく異なる方向性を示していた。 2025年現在、中国発AIモデルの躍進は一過性のものではなかったことが証明されつつある。DeepSeekの...

「錆びない未来建築」大阪・関西万博に採用された沖縄発コンクリート技術とは?

2025年4月、大阪・夢洲において開幕する大阪・関西万博。その会場には、世界中から訪れる来場者の目を引く斬新なパビリオン群が並ぶ。だが、注目すべきはその「デザイン」だけではない。建築資材として使われている“ある特殊なコンクリート”が、業界関係者や専門家の間で静かな話題を呼んでいる。 それが、沖縄県内の建材系企業によって開発された「炭素繊維強化コンクリート(Carbon Fiber Reinforc...

ペロブスカイト・タンデム太陽電池が切り開く世界―中国が示した現実解

2025年春、中国の大手太陽光発電メーカー「トリナ・ソーラー」が発表したニュースが、エネルギー業界を大きく揺るがせた。それは、ペロブスカイト・シリコンタンデム構造を持つ太陽電池モジュールにおいて、実用サイズで世界初となる最大出力808Wを達成したという報道だ。この成果は単なる性能の誇示ではなく、世界中の研究者・企業が長年追い求めてきた「次世代太陽電池の商業化」という夢を現実に近づけるものとして、極...

Google、スマホの“側面&背面タッチ”操作に新提案─片手操作の未来を変える特許技術

2025年3月、Googleが出願した新たな特許が注目を集めている。この特許は、スマートフォンの側面および背面にタッチセンサーを搭載し、ユーザーがタップやスワイプといったジェスチャーで各種操作を行えるというもの。既存のタッチスクリーン中心の操作体系に、新たな入力インターフェースを加えることで、より直感的で負担の少ないUX(ユーザーエクスペリエンス)を実現する狙いがあると見られる。 この特許は、将来...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

大学発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る