スイスで誕生したキャッチレスピアス「Baqless(バックレス)」の正規輸入代理店である株式会社木村商店(本社:東京都渋谷区 代表:木村 圭輝)は、「Baqless」の新商品を販売開始したことを、24年3月8日プレスリリース公表した。
「Baqless」は、フランス在住のジュエリーデザイナー・バリエール氏が開発したキャッチレスピアスで、今までの常識を覆すピアスの構想をスタートさせたのは2010年。世の女性たちが悩まされている「キャッチによる締め付けの不快感」「ピアスの紛失」という問題を解決しようと『バックキャッチのないピアス』の開発を始めた。
キャッチ一体型のピアスならキャッチの脱落そのものをなくせると考え、ジュエリーデザイナーとしての知識と技術を生かしていくつもの試作品を製作。まず出来上がったものはL字型のポストで、耳たぶに引っ掛ける構造のものだった。ただ、L字型ポストは安定感がなく外れやすいため、商品化には至らなかった。
その後も改良を重ねるが、一点一点すべてハンドメイドで製作していたため、ひとつの試作品の完成までに大変な労力と時間を必要とした。例え商品化できても、量産ができないと行き詰まったバリエール氏はスイスの老舗腕時計ムーブメントファクトリー・RONDA社に掛け合う。200もの極小パーツを作って精巧な機械を組み立てることができる同社なら、彼が思い描く複雑な構造のピアスを作れるのではないかと考えたのだった。
バリエール氏の熱意と執念は、RONDA社の技術者達の心を動かした。その後、彼はRONDA社の技術者達と共に何度も試作と改良を繰り返し、ついに世界初の機構 T字型ポストを作り上げた。構想から実に8年、2018年についに形になったのがユーザーの使いやすさを重視した、快適で安全な“ストレスフリーのピアス”「Baqless」だった。
「Baqless」の最大のと強調はキャッチを必要とせず、かつフリップしたポスト部分をスライドすることで自由に締め付け具合を調整することができる、今までにない画期的な構造のピアス。『バックキャッチのないピアス』という意味を込め、<Baqless(バックレス)>と名付けられた。
Baqlessの特許概要
【発行国】日本国特許庁(JP)
【特許番号】特許第6636942号(P6636942)
【登録日】令和1年12月27日(2019.12.27)
【発明の名称】宝石の小片,特にイヤリングを固定する装置
【国際公開番号】 WO2015/144551
【特許権者】 【氏名又は名称】バクレス アクチェンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】BAQLESS AG
【発明者】 【氏名】バリエール,セバスティアン 【氏名】アブ アッシ,ダニエル
【要約】本発明はイヤリング装置(1)に関し,耳を通過するのに適したロッド(2)と,前記ロッドに枢支され,係止解除位置を想定し,前記ロッド及び該ロッドに沿った複数の係止位置(17)と一直線に並んでいると共に,前記ロッドに対して横方向に配置されたロック(3)と,前記ロックを前記係止位置の1つで可逆的に係止する手段(17,31,32,33)とを備えることを特徴とする装置(1)に関する。本発明はイヤリングを,該イヤリングを着用する耳の厚みに適合させることができる。本発明は同じく審美的な理由で開孔され得る身体の他の部分にも適している。
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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