Googleが2020年9月に、世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)において、プリズムを使った画期的なディスプレイ下埋込み型カメラに関する特許を出願していたことが明らかになった。
オランダのメディアLetsGoDigitalによれば、Googleは2020年9月にWIPOにおいて「サブディスプレイを持つフルスクリーンディスプレイ」との特許を出願、その内容が2021年5月6日に公開された。
特許に記載されたフロントカメラはプリズムを用いるもので、光の経路をイメージセンサーと、小型のサブディスプレイにスマートフォン内部で切り替えるもの。
これにより、写真撮影時には外部光をイメージセンサーに導き写真を撮影、カメラ未使用時はプリズムを180度回転させて小型ディスプレイに向け、ディスプレイに映された映像を投影することでディスプレイの切り欠きが見えなくなる。切り欠きの大きさは、約2ミリ〜3ミリのようだ。
また、サブディスプレイには3つのセンサーが搭載され、これらは、近接センサーや赤外線センサーと予想されることから、顔認証にも対応するようだ。
LetsGoDigitalは、このディスプレイ下埋込み型カメラが、2022年に発売される可能性のあるGoogle Pixel 7シリーズに搭載されると予想している。
似たようなディスプレイ下埋込み型カメラはSamsungも開発中とみられており、こちらは小型ディスプレイを内部で昇降させてカメラと切り替えるもののようだ。
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