「浦項製鉄所の煙突から排出されるガスを資源化してほしいと考えてきましたが、その夢はまもなく現実化しそうです」。
カーボンエンのキム·サンヒョン代表は4日「浦項製鉄所から排出される二酸化炭素から高純度液化炭酸ガスを作り、炭酸飲料、医療、半導体などの製造に必要な素材として活用する技術が商用化段階にある」として、このように話したとYAHOOJAPANニュースは22年7月5日伝えている。
カーボンエンは、ポスコ(本部:韓国ポアン市 代表:チェ・ジョンウ)の社内ベンチャーであるフォーベンチャーズの第1期創業企業だ。ポスコグループは2019年、創意的組織文化と未来の新成長動力発掘を目標にフォーベンチャーズ制度を導入した。職員が失敗に対する負担なく創業に挑戦できるように創業休職制を新設した。事業失敗時、3年以内に会社に復帰できる。
創業後も成功的な定着のための資金ファンディングと販路開拓などを支援する。キム代表は、ポスコ設備技術部に入社し、ファイネックス部と技術研究院に勤めた。自他共に認める機械·設備専門家で、これまで出願した特許だけで18件に達する。製鉄工程排出ガスにある二酸化炭素ガス分離技術に関する特許も有している。
彼は「商用化に成功すれば鉄鋼工程に適用する世界初の二酸化炭素捕集および資源化技術(CCU)が誕生するだろう」と強調した。彼はまた「最近の原油価格上昇で品薄現象を起こし、第2の尿素水事態を呼び起こしかねない国内炭酸需給難を解決するのにも大きく役立つだろう」と期待した。
カーボンエンは、200億ウォン(約20億円)の企業価値を認められ、10億ウォンの投資金確保にも成功した。
フォーベンチャーズ1期で創業して分社したイオムテック(代表パク·ヨンジュン)は、捨てられた廃プラスチックと製鉄所副産物であるスラッグ(slag)を融合し土木·建築用複合素材を製造する。廃プラスチックリサイクル率が高くなく、年間国内建設資材3億トンのうち、たった1%だけを廃プラスチックに代替しても廃プラスチック問題を解決できるということに着目した。
フォーベンチャーズは、1~2期までに計18の社内ベンチャーチームを発足させた。 このうち12チームが社内ベンチャーを離れて独立した。これらの企業は、計540億ウォン(約54億円)の企業価値を認められ、45億ウォンの資金を誘致する成果も上げた。
フォーベンチャーズ3期は、計4つの社内ベンチャーチームを昨年12月に発足させ、1年間インキュベーティング過程を踏んでいる。
ポスコは、試作品製作、マーケティング、広報、専門家メンタリングなどで最大2億ウォン程度の創業費用を支援する。昨年7月、ポステックに建設したベンチャーインキュベーティング先端支援施設であるチェンジアップグラウンドに入居する機会も提供している。(浦項)
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://news.yahoo.co.jp/articles/08690ec1995da82a4d945a9b991e0aa3a43fdccc
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