2025年8月8日、東京・中央区を拠点とするアプリ開発企業、株式会社EAGLE(代表取締役 八須竜馬)は、アプリやWebサービス向けの新しい収益化支援ツール「ポイリンク」を正式に発表しました。ポイリンクは、EAGLEが取得した特許技術を活用し、アプリ内での“ポイ活”機能を組み込むことで、広告収益とユーザー定着率の両立を目指すサービスです。これにより、従来の広告収益モデルでは課題となっていたユーザー離脱や広告単価の低迷に対応し、アプリ運営者の収益最大化を支援します。
背景と開発の経緯
EAGLEは2015年の設立以来、カジュアルゲームやソーシャルゲームの開発で多くのノウハウを蓄積してきました。累計ダウンロード数は200万を超え、「出荷ぶた」などの人気タイトルでその実績を示しています。一方でアプリ運営者は、広告収益の伸び悩みとユーザー離脱の課題に直面しており、特にアプリ内外で「ポイ活」を活用した仕組みの導入に関心が高まっていました。
このような状況を受け、EAGLEは自社特許技術を応用して、成果報酬型広告(オファーウォール)とミッション機能を融合したシステムを開発。アプリ運営者が短期間で導入でき、ユーザー行動に応じた収益最適化を実現できるパッケージとして提供することを決定しました。これが「ポイリンク」の誕生の背景です。
ポイリンクの主な特徴
1. 初期費用ゼロ、導入最短1日
ポイリンクは初期費用が無料で、最短1日で導入可能です。SDKの組み込みや管理画面の設定だけで、すぐにアプリ内でポイ活機能を利用できます。技術的ハードルを大幅に下げ、運営者の導入負担を最小化しています。
2. 複数社オファーウォールの自動連携
複数の広告プラットフォームと標準で接続されており、日々の売上状況に応じて最も収益の見込める広告を自動で表示します。AI的に広告出稿を切り替える仕組みにより、運営者は収益最大化に集中できる点が大きな強みです。
3. ミッション設計によるユーザー定着促進
ユーザーにポイントを付与するミッションを自由に設定可能で、ログイン継続や特定の機能利用などを促進します。例えば「5日連続ログインで100ポイント付与」や「特定機能の利用で50ポイント付与」など、ユーザー行動を誘導しつつ、継続率を向上させます。
4. ポイント交換の手軽さ
獲得したポイントはTポイントや楽天ポイントなど、大手提携ポイントに容易に交換できます。ユーザー満足度の向上はもちろん、プラットフォーム運営者の信頼醸成にもつながります。
5. 一元管理ダッシュボード
収益状況、ミッション達成率、広告プラットフォーム別の実績を直感的に確認可能なダッシュボードを提供。分析・改善を一画面で完結でき、PDCAサイクルの高速化を支援します。
特許技術の活用
ポイリンクの核となるのは、EAGLEが取得した特許(特許第7713275号)に基づく独自技術です。この技術は、成果報酬型広告とミッション機能を統合し、ユーザー導線を自動最適化する仕組みを提供します。広告表示の順序や出稿タイミングをリアルタイムで調整することで、収益最大化を狙うと同時に、ミッション設定と連動してユーザー継続率を科学的に設計します。また、複数の広告プラットフォームを統合する際の周辺技術についても現在出願中で、今後さらなる独自性が期待されます。
想定される利用シーン
ポイリンクは、ゲームアプリだけでなく、ライフ系やフィンテック系アプリ、新興Webサービスなど幅広い業種に適用可能です。
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ゲームアプリ運営者:課金率や広告収益が伸び悩む場合、広告とポイント設計で収益を両立し、継続率を改善できます。
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ライフ系・フィンテック系アプリ:ユーザーのアクティブ率を高め、長期利用を促進。
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新興Webサービス:初期導入コストを抑えつつ、収益化の仕組みを迅速に構築可能。
EAGLEは、自社でのゲーム運営で得た知見を基に、成果重視の設計に最適化されており、幅広い業種・業態で活用できます。
今後の展望
EAGLEはポイリンクを「Poilink 1.0」と位置づけ、今後以下の機能拡張を予定しています。
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新広告プラットフォームの追加連携
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ユーザー体験を高めるインタラクティブUIの導入
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外部API(CRM・メール配信ツールなど)との連携強化
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データ解析アルゴリズムによる収益予測・離脱予兆モデルの開発
これにより、アプリ運営者は収益化戦略の高度化を実現できます。EAGLEは「今後も継続的な機能アップデートを行い、サービス運営者の収益化を支援する」と宣言しています。
総括
ポイリンクは、EAGLEの特許技術と自社運営ノウハウを融合させた、アプリ収益化とユーザー定着率向上を両立する統合ソリューションです。導入コストがかからず、短期間で実装できる点、広告配信の自動最適化、ミッション機能、分析ダッシュボード、ポイント交換機能など収益化の全工程をカバーする統合性が強みです。今後のAPI連携やUX改善のアップデートにより、アプリ開発者やサービス運営者にとって欠かせないツールとなるでしょう。
主要メディアでも取り上げられ、今後の展開が期待される注目のプロダクトです。