スマートフォンやスマートウォッチなどのデバイスを操作する方法としては、タッチ操作や音声操作が一般的だ。また、Googleの最新版スマートフォン「Pixel 4」は、レーダーで手の動きをジェスチャーと認識する「Motion Sense」技術を搭載した。
これに対しAppleは、手などの動きを直接的に捉えるジェスチャー認識技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間11月26日に「MOTION AND GESTURE INPUT FROM A WEARABLE DEVICE」(特許番号「US 10,488,936 B2」)として登録された。出願日は2015年2月6日、公開日は2016年3月31日(公開特許番号「US 2016/0091980 A1」)。
この特許は、手首に取り付けたセンサー付きウェアラブルデバイスで腕や手、手首、指の動きを検出し、それをジェスチャーコマンドに変換する技術を説明したもの。クレーム(請求項)では手首に取り付けるとの限定はなく、足首などほかの部分に取り付けて、別の動きを検出することも可能だ。
また、コマンドに対応する処理を実行するデバイスは、動きを検知するデバイスでなくても構わない。たとえば、スマートウォッチ自体が動きを検知して何らかの動作を実行してもよいし、検知専用デバイスがスマートフォンなどほかのデバイスへコマンドを送信してもよい。
動きの検出は、LEDと光センサーの組み合わせ、機械的動作に反応するセンサー、加速度センサー、筋電センサーなどで実行。腱や筋肉の動き、手首全体などの動きをこうした仕組みで捉え、ジェスチャーコマンドとして解釈する。
なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書であり、登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。
【オリジナル記事】
https://japan.cnet.com/article/35146111/
https://iphone-mania.jp/news-368094/
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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