AirPodsで使用者の動きからBPMを認識、応用可能な特許を取得


Appleがユーザーの運動と音楽をリンクさせるユニークな特許を出願しました。特許番号「US 2024/0161721 A1」は「行動に基づいた電子機器のオーディオ出力」に関するものです。この特許は、AirPodsを使用してユーザーの動きを読み取り、運動のテンポと音楽のテンポを同期させる技術について記載されています。

特許の詳細

この特許では、まずセンサーからユーザーの動きを読み取り、テンポと周期を検出します。運動とはウォーキング、ジョギング、ランニングなどの単純なものから、ダンスや体操、掃除など動き自体に意味を持つ運動まで含まれます。そしてソフトウェアによって動きのテンポとマッチするように音楽のテンポを決定します。

具体的には、テンポに合う音楽をキュレーションしてプレイリストを提示する方法と、音楽の基本的なテンポ自体を変更するという方法が示されています。例えば、音楽自体を変更するならば、音楽を読み取って基本的な音楽のテンポを抽出し、ユーザーの動きにマッチするようなテンポに変更します。ユニークなのはこの変更を行う際に、ユーザーが足を下ろしたタイミングに合わせてビートを同期することができるという点です。これにより、ジョギングやダンスのステップをより軽快に楽しく行うことができます。

詳細機能

この特許のユニークな点は、単にテンポだけではなく、ユーザーがどのくらいの力で接地しているかを検出し、例えばバレエダンスとヒップホップダンスとが同じテンポで行われる場合であっても、バレエダンスの滑らかな移行とヒップホップダンスの素早く力強い変化とを区別することができる点です。さらに、ユーザーの踏み下ろす力が重いのか軽いのかを判断して、重い音楽スタイル(例えば、ロック、ヘビーメタル、ラップ)または軽い音楽スタイル(例えば、ポップミュージックまたはダンスミュージック)を識別することができます。

実際のユースケース

特許では、ユーザーがスマートフォンとワイヤレスイヤホン(AirPods)を使うことを想定しています。特許には、遅延が100msから200msにも及ぶ可能性があり、ワイヤレスイヤホンのレイテンシーの調整も想定されています。また、このタイミングの同期が実際に曲が再生されていない時も行われることが明示されています。これは、曲と曲の間の無音のギャップの間にも計算が継続できることを示しており、曲を跨いでも同じテンポの曲を流し続けることができるように想定されています。

将来の展望

この特許では、発明の背景については多く触れられていないため、Appleがどのような意図でこの発明をしたのかは明確ではありません。しかし、将来的に「ミュージック」アプリのアップデートに取り入れられれば、運動の際に楽しい機能となる可能性があります。また、この機能を持つ何らかのデバイスとして実装される可能性も考えられます。

運動の際に音楽を聴くユーザーにとっては、非常に魅力的な機能であり、実現が待たれます。Appleの今後の動向に注目です。


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