株式会社ビジョン&ITラボ(本社:東京都台東区 代表:皆川 卓也)は拡張現実感(AR)を用いたゲームプラットフォーム「AR探索アドベンチャー」をリリースしたことを、24年1月10日プレスリリースで公表した。
これは、スマートフォンのブラウザから使用可能で、アプリをインストールすることなく始めることが出来る。スマートフォンのカメラからポスターやランドマーク、商品等を撮影することでアイテムやキャラクターを発見することができ、様々なストーリー展開を楽しめるとしている。
この「AR探索アドベンチャー」は同社が開発した特許取得済みのデジタルツイン管理ミドルウェア「シナリオエンジン」を組み込んだARゲームプラットフォームで、ユーザはスマートフォンのWebブラウザからの簡単登録(個人情報不要)によりゲームを始められ、カメラで様々なオブジェクトを撮影することでアイテムやキャラクターを見つけながら物語の謎を解いていくもの。
また、ご当地キャラクターをゲーム内に登場させる、ストーリーに観光地に関する歴史クイズを組み込む、宣伝したい商品を撮影するとアイテムが手に入るようにするなど、販促や集客などといったさまざまなニーズに合わせたカスタマイズも可能となっている。
さらに、混雑状況に合わせた周遊先の分散や曜日や天候等で使用できない施設を周遊先から外すなど、他のセンサと連動した動的なストーリー変更を行うことが可能だとし、ユーザがゲームで遊んだ履歴から訪問客の周遊パターン、集客具合の変化、混雑状況、対象商品の撮影頻度などの可視化や効果測定が可能となっている。
それにより、訪問客にゲームとストーリーを楽しんでもらいながら集客の少ない場所への誘導や、導線を変化させるためのストーリー変更を随時行い、よりサービスの導入効果を高めることができる。また、観光地や商店街、ショッピングモールなどの今後の集客や周遊などの施策にも活用できるとしている。
特許概要
【特許番号】特許第7229620号(P7229620)
【登録日】令和5年2月17日(2023.2.17)
【発明の名称】デジタルツインの管理システム
【特許権者】 【氏名又は名称】株式会社ビジョン&ITラボ
【発明者】 【氏名】皆川 卓也
【要約】 【課題】現実世界の変化に応じて現実世界に寄与することができるデジタルツインの管理システムの提供。
【解決手段】デジタルツインの管理システム1は、現実世界の情報を取得するセンサ2と、センサ2を管理する情報処理装置3とを備える。情報処理装置3は、仮想世界生成手段311と、トリガ設定手段312と、アクション設定手段313とを備える。仮想世界生成手段311は、センサ2にて取得された情報に基づいて、オブジェクト323を有する仮想世界321を生成する。トリガ設定手段312は、オブジェクト323に対して、現実世界に起因するトリガを管理者に設定させる。アクション設定手段313は、トリガ設定手段312にて設定されたトリガを検出した場合に実行する現実世界のアクションを管理者に設定させる。
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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