静清信用金庫と静岡県産業振興財団はこのほど、県立大の学生が発案したかかとの靴擦れ防止インソール(中敷き)を、浜松市浜北区の輸送機器部品メーカーの株式会社美浜工業(浜松市浜北区東美薗16—1、嶋田達也社長)が商品化したと発表した。
この商品は、静岡県内の大学生から企業が持つ開放特許を活用した2019年のビジネスプランを募るコンテストで、県立大の「チーム柿ピー」考案の靴擦れ防止「ふりそーる」が1位を獲得。さらに同年12月の『知財活用スチューデントアワード(全国大会)』で優秀賞を受賞したアイデアを商品化したもの。
内容は美浜工業がトヨタ自動車と共同開発した〝60度で軟化するプラスチックを融着させたソリッドフリークロス〟の技術(特開2019-94028)を使った足にフィットするインソールの製品化プランだった。
『ふりそ〜る』は電子レンジで温めると柔らかく変形し、常温で固まるという解放特許の特殊素材特徴を活用。そのため温めたインソールを自分のかかとに当てると一人一人の足に合わせた形状に成型することができ、そのインソールをパンプスのかかとに装着することで靴擦れを防止効果が得られるというもの。
美浜工業の片桐陽一常務は「学生たちのアイデアで当社の特許技術の新たな価値を見い出してくれたことに感謝しています。また、一人でも多くの方々に『ふりそ〜る』の良さと、60度で軟化するプラスチックを融着させた素材“ソリッドフリークロス”に込められた思いをお伝えしたいと話している。
【引用・参照】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b563e1c497a37fcfb83a954b6b4fbfda2cfdddb3
https://mihama-kogyo.jp/sfindex1.html
http://www.sb-report.net/corporate/9392/
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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