JR西日本が「人型重機ロボット」を人機一体・日本信号と共同開発!2024年春に導入を目指す

JR西日本は2022年4月15日付けのニュースリリースで、株式会社人機一体・日本信号と共同で、人型重機ロボットと鉄道工事用車両を融合させた多機能鉄道重機を開発していると発表したことをRe-urbanization-再都市化は22年4月17日伝えている。

高所に設置された多様な設備に対応する汎用性の高い鉄道重機を開発し、これまで人の手を要していた作業を機械化することで、生産性と安全性の向上をめざすとの事だ。

近年は鉄道に限らずメンテナンス業務に対する労働力不足が社会課題となっており、JR西日本も経営課題として、機械化によるメンテナンスの生産性、安全性の向上に取り組んできた。電車に電気を送る架線などを管理する電気設備の作業について、これまでも比較的同一条件の作業が繰り返されるものを対象に機械化を進めてきたが、高圧の電気設備が高所にあることや、地形の影響などで場所によって設備の位置や形状が異なるため、依然として人の手を必要とする作業が残っている。

こうしたことから、高所に設置された多様な設備に対応できる汎用性の高い鉄道重機の開発を、優れたロボット技術を持つ人機一体・日本信号とJR西日本が共同開発を行い、この度、試作機が完成した。

開発中の多機能鉄道重機は、インタラクティブな作用で直感的な操作が可能で、操縦者の操作とロボットの動きが連動し、ロボットが受ける重みや反動を操縦者にフィードバックすることで、操作技術を容易に習得可能になる。

形状によらない多様な部材の把持を可能とし、多様な状況の作業で使用が可能になる。人が地上にいながら高所作業も可能となり、作業の安全性も向上するとのこと。

高所作業車のブームの先に人型ロボットを取り付けて地上のコクピットから操作する、ロボットアニメに出てきそうなシチュエーションですが、ついに実用化される時がきた。VRゴーグルを装着しての作業はVR酔いが心配だが、マルチモニタよりも実用的なのか?興味は尽きない。

JR西日本は、導入による効果として、対象作業の省人化による生産性向上(作業員約3割削減)のほか、対象作業での労働災害(感電・墜落)ゼロをめざす。2022年4月から試作機での試験を実施し、2024年春に実用化・営業線での導入をめざすとしている。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://diamond.jp/articles/-/302602

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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