「観覧席での移動、スムーズに」―、印刷用の印版を製造する株式会社名宝(本社:名古屋市守山区 代表:森陽史)の森英二会長(73)が、いすの座面の形状で特許を取得したと23年4月15日中部経済新聞が伝えている。
スタジアムや劇場などの観覧席で、休憩時間に席を立つ際に移動がしづらいことを不便に感じていたため、解消できればと、独自の設計を思いついた。座面の一部をへこませることで、席に座る人が足を引っ込め、目の前を移動する人とぶつからないようにすることができるというアイデアだ。製品化をめざして、いすメーカーなどへ提案を進めるとしている。
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】特開2021-30034(P2021-30034A)
【公開日】令和3年3月1日(2021.3.1)
【発明の名称】ウエーブ形座面チェアー
【出願人】 【氏名又は名称】株式会社名宝
【発明者】 【氏名】高木良直 牧野英昭 牧野弘和 天木幸一 森陽史 森敦志
【要約】 【課題】スタジアムや劇場などの観覧席に於いて中程の座席から通路への出入りは観客の膝と前列背もたれとのスペースが狭く、窮屈な状態で移動している。とりわけ女性の場合、人に接触しながら通らなければならない苦痛は、社会的な課題として解決されないまま存在している。従って、席立ち通行する人と膝前スペースを譲る人の接触が激減し、極めて通行しやすくなる観覧席座面を提供する。
【解決手段】本発明は観覧席座面の中央部と隣席の境目に膝が収まる程度の半円形の凹みを施し、膝の向きを斜めにして膝部を半円形の凹みに収め膝前スペースを広く確保する。この工夫によって通常で約10cm膝前スペースが広くなり、他人と過剰な接触がない状態での席立ち移動が可能になる。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://news.yahoo.co.jp/articles/9953d0412c78a6c9fecd3ae8a203a23652582189
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