PCやスマートフォンなどでは、ユーザーの視線を使って操作するUIが提供されたりする。手を使えない場面などで便利な入力方式なのだが、視線を固定することは簡単でなく、集中していないと無意識に動かしてしまい、思い通りに操作できないこともある。
これに対し、Appleは視線入力とほかの方法を組み合わせるUI技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間9月28日に「GAZE-BASED USER INTERACTIONS」(特許番号「US 11,132,162 B2」)として登録されたことを、テクノロジー&ビジネス情報のメディアサイトCNET Japanが2021年9月30日伝えている。公開日は2020年7月16日(公開特許番号「US 2020/0225746 A1」)。
この特許は、何らかの電子デバイスにおいて、視線入力で操作する方法を説明したもの。PCやスマートフォンなどで操作対象のオブジェクトを指定したり、対象とするメニューを選択したりする際、まずは視線で対象を選ぶ。
その後、同じグループの異なる対象へと選択を変える場合は、視線を移して変更するのでなく、異なる入力指示で変えていくという。
このように処理すると、視線を固定することや厳密に制御することが必要なくなり、少ない負担で視線入力を使ったオブジェクト選択などが可能になる。
視線入力以外の入力手段としては、目のまばたきや手指によるボタン操作、画面操作、声による音声入力など、さまざまな方法が考えられる。
適用できる電子デバイスは、PCやスマートフォンに限らず、仮想現実(VR)システムや複合現実(MR)システムなど、ゴーグルを使うデバイスも可能だ。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://japan.cnet.com/article/35177366/
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