知的財産はエンターテインメントだ!

4月からスタートする日本テレビ系連続ドラマ『それってパクリじゃないですか?』がスタートするようで、知的財産に関わる人たちは、「やっと陽の目を浴びるのでは?!」と少し期待していることだと思います。

調べたところ、奥乃桜子氏著書の小説「それってパクリじゃないですか?」が原作となり、それを「半沢直樹」「下町ロケット」などを手掛ける、丑尾健太郎氏の脚本でドラマ化するとのことなので、午前の放送とはいえ気になる。

私は以前から、知財とエンターテインメントは相性が良いと考えており、+VISIONもまさに、エンタメ性を意識してイラストや四コマ漫画など、様々な表現を駆使している。実現はしていないが、個人的に+VISION内でも「エンタメ」の紹介ページを作りたいと社内提案したことがあるぐらいだ。

2017年公開の「エジソンズ・ゲーム」は記憶に新しく、「それってパクリじゃないですか?」同様にいわゆる”知的バトル系”だが、バトル系だけでなく日本ではもっと以前から国民的なアニメがある。
「ドラえもん」「キテレツ大百科」はまさに”課題解決系”、発明品や想像力で問題を解決する代表作だ。

ドラえもんの道具や、キテレツの発明品などを「実現可能とする特許技術」を探すだけでもひとつのコンテンツとなりそうだし、それに近い「空想科学読本」はご存じの通り、大ヒット本。その後、2018年からテレビ東京でスタートした「ポチっと発明 ピカちんキット」は、登場する発明品が実際に遊べるプラモデル玩具となって販売された。

ドラマ・漫画・アニメだけでなく、サクセスストーリーとしての有名なところだと、ソフトバンクの孫正義氏が「音声付き電子翻訳機を開発しシャープへ1億円で事業売却」した話は伝説的だ。“一攫千金、ワンチャンス系”

しかし、これだけたくさんのコンテンツがありながら、イマイチ盛り上がらないマイナー業界(笑)個人的にその原因はいくつかあると考えているが、それの一つの要因として言葉のダサさだ。

「発明」「知的財産」、、、言い方が古風。なんだか、言葉がホコリっぽい。

イノベーション、クリエイティブ、コーディング、IT・・・響きがいい!
●発明=インベンション・・・しょんべんみたい。アクセント難しい。
(私自身の名刺には、inventorと書いているが、我ながらダサいなと思っている。)
●特許=パテント・・・ポップすぎる。
●知財=IP(intellectual property)・・・IPアドレス(internet protocol)や、キャラクター著作権と勘違いする人多い。

カッコいい言い方が生まれると、発明や知財が「ちょっとイケてる」スキルになり、新しいタイプの陽キャのイケメン主人公が生まれ、 “キャラ勝ち系”が生まれるかもしれない。そうすれば、若い人たちが憧れ、より多くの優秀な人材が目指すところとなるだろう。

だれか、新しい言い方を考案してください!