ペッパーフードサービスが運営するステーキ専門の飲食店チェーン『いきなり!ステーキ』が「紙鉄鍋」を使ったすき焼きを限定店舗で2021年2月15日から期間限定で販売すると、動画公開で明らかにした。
「紙鉄鍋」とはそのまま紙で作られた鍋で、『いきなり!ステーキ』の「紙鉄鍋」はステーキを焼く鉄板の熱を使いすき焼きを行うというもので、その提供方法で特許を申請しているとしている。
実はこういう商品はファミリーレストランや料亭などでも使われていることが多く、紙鍋として出される。ただそれは固形燃料で熱して具材を温めるものだが『いきなり!ステーキ』が発明したというものは鉄板の熱で紙を暖めるものだという。
ちなみに紙鍋ならアマゾンで検索すれば販売されており、一般に入手も可能で、今回『いきなり!ステーキ』が公開した動画には多くの低評価が付けられており、おそらく昔からある「紙鉄鍋」の特許に関しての低評価だと思われるが、『いきなり!ステーキ』としては固形燃料で暖めるものと鉄板で暖める違いがあると言いたいのだろう。
ペッパーフードサービスではこの特許に関して「旅館とかでは固形燃料で鍋を出すケースがあるけど、「鉄皿+紙鍋」ですき焼きを提供するというのはないので、この鉄皿と紙、このひとつのやり方を特許出願中だ」と公開された動画で述べている。
提供方法での特許申請では他にも「ステーキの提供方法及びパーティション」の名称で申請があり、他にも「温めるだけで食べることができるステーキ素材の製造方法」、「食事用カウンター」、「ソース」、「箸」、「自動販売機」など、フードペッパーサービスではちょっとした工夫やアイデアを積極的に特許申請し、パテントマネジメントを経営のひとつの柱としていることがうかがえる。
【独占インタビュー】
特許業界を変えた男「いきなり!ステーキ」社長の「発明力」のヒミツとは?
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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