GPSを利用した「ごみ収集管理システム」が特許取得、全国販売を開始


有限会社アナログエンジン(本社:滋賀県守山市、代表:神野 晋一)は、2024年5月にGPSを利用した新たなごみ収集管理システムの特許を取得し、7月より正式に販売を開始しました。このシステムは、収集情報をリアルタイムで更新できる位置情報管理機能を搭載しています。

システムの概要と特徴

本システムは、Google Maps APIと連動し、集積所リストの自動生成、収集状況の自動更新を行います。スマートフォン単体で収集場所の登録と収集状況の更新が可能であり、クラウドシステムを利用することで導入コストを大幅に抑えることができます。

主な機能と利点

  • 集積所の登録: GPS機能搭載スマートフォンを使用し、簡単に集積所の登録が可能です。地点登録画面でコードや名称を入力し、スマートフォンのカメラで集積所を撮影するだけで、位置情報が自動で取得されます。
  • 収集後の報告作業: GPS機能を搭載したスマートフォンを使用して、収集状況を簡単に更新できます。バーコードリーダーを使用する場合は、収集後にバーコードを読み込むだけで収集状況が反映されます。
  • リアルタイムの収集状況把握: 自動状況更新システムを搭載しており、常に最新の収集状況を確認できます。大型モニターを設置することで、行政や自治体管理部署は地域全体の収集状況を一目で確認できます。

特許取得による技術的優位性

このシステムは、特許第7455038号「受注処理方法、及び受注処理システム」を取得しており、収集作業員がGPS情報を利用して正確にごみ集積所を特定できる技術を備えています。これにより、収集作業の効率化と正確性が大幅に向上します。

サービスの提供とサポート

本システムは、クラウドベースで運用されており、導入後の運用コストを削減できます。導入から運用までのサポートも充実しており、万が一の障害対応も迅速に行います。

システム導入のメリット

  • 直感的な操作: 初めての利用者でも簡単に操作できるUI/UXデザインを採用しており、ミスを防ぎます。
  • 業務効率の向上: 収集状況をリアルタイムで確認できるため、業務の効率化が図れます。
  • 信頼性の確保: 24時間有人監視の自社サーバーを利用し、常に安定稼働を保証します。

代理店募集と市場拡大

アナログエンジンは、本システムの全国展開を目指し、信頼できる代理店の募集を開始しました。代理店は、システムの販売とサポートを通じて地域の環境改善と業務効率化に貢献できます。

興味のある方は、以下の連絡先までお問い合わせください。

  • 有限会社アナログエンジン
  • 〒524-0032 滋賀県守山市岡町104-1
  • TEL: 077-514-0220
  • FAX: 077-514-0330
  • Email: info@analogengine.jp

詳細な情報やお問い合わせについては、公式サイトをご覧ください。

アナログエンジンは、地域社会の環境保護と効率的なごみ収集を支援するため、今後も革新的な技術とサービスの提供に努めてまいります。


Latest Posts 新着記事

知財で世界を制す?中国の有効発明特許501万件の意味

中国国家知識産権局(CNIPA)は最新の統計において、中国国内で有効に存続している発明特許の件数が501万件に達したことを発表した。これは世界最大規模であり、知的財産をめぐる国際競争の中で、中国が「知財大国」から「知財強国」へと歩みを進めている象徴的な数字といえる。  本稿では、この記録的な数字の意味、背景にある政策や産業構造の変化、さらに今後の国際経済や技術競争に与える影響について整理していく。...

フォルクスワーゲン、電池特許が不正後2倍に 量産化の壁へ苦闘

フォルクスワーゲン(VW)は、2015年に世界を揺るがしたディーゼル排ガス不正問題(いわゆるディーゼルゲート)以降、経営の根幹を大きく電動化にシフトさせてきた。その過程で顕著なのが、電池関連の特許出願数の急増である。不正発覚前後を比較すると、同社の電池技術に関する知財出願はほぼ倍増しており、欧州自動車産業が「EVシフト」という大きな変革を迫られる中で、VWが製造技術の確立にいかに苦心しているかが浮...

2025年万博を前に知財戦略を議論 「つながる特許庁」大阪開催

特許庁が全国各地で展開する地域連携型イベント「つながる特許庁」が大阪で開催された。本イベントは、知的財産(IP)を地域や企業の持続的な発展にどう活かすかを考える場として、特許庁が地方自治体や産業界と連携して進めているものだ。今回の大阪開催では、2025年大阪・関西万博を目前に控え、「万博と知的財産」を大きなテーマに掲げ、産業界や研究者、スタートアップ関係者らが多数参加した。 基調講演を務めたのは、...

特許取得「180°トリプルライト」――38m先まで届く広角懐中電灯、防災とアウトドアの必需品

懐中電灯という道具は、私たちの生活において決して目新しいものではありません。しかし、その形状や光の広がり方、バッテリーの持ち時間といった細かな工夫の積み重ねによって、実用性は大きく変わってきます。近年ではLED技術の発展や省電力化の進展により、多機能でコンパクトなライトが次々と登場していますが、その中でも注目を集めているのが「180°トリプルライト」と呼ばれる特許取得の懐中電灯です。 この製品は名...

8月に出願公開されたAppleの新技術〜Apple Watch 心電図機能〜

はじめに Apple Watchに搭載された心電図(ECG)機能は、不規則な心拍を検知し、ユーザーの健康リスクを早期に発見する上で大きな役割を果たしています。しかし、この機能は医療機器メーカーとの特許侵害訴訟に発展し、Appleは過去に厳しい局面を経験してきました。   こうした状況下で、Appleが2024年2月に出願した米国特許出願「US 2025/0251703 A1」は、この分野...

任天堂特許の影再び――HoYoverseの最新作、空中搭乗システムが“危険水域”に

■ 背景:特許訴訟と“飛行システム”の争点 1. 『パルワールド』と任天堂・ポケモンによる特許訴訟 ポケットペアが開発した『パルワールド』に対し、任天堂および株式会社ポケモンは、「プレイヤーキャラクターが空中で操作により搭乗オブジェクトを出現させ、そのまま搭乗・飛行する行為」にかかる特許(特許番号7528390など)を侵害しているとして訴訟を起こした。 訴訟の進行に伴い、ポケットペアはリスク回避の...

混雑ゼロの未来へ!アートフリークが描く次世代人流マネジメント

株式会社アートフリークはこのたび、「人流管理システム、人流管理プログラム、及び人流管理方法」に関する特許を正式に取得したと発表した。同特許は、商業施設、イベント会場、駅や空港といった公共交通機関など、多数の人々が集まる空間における人流をリアルタイムに把握し、効率的かつ安全に管理するための技術に関連している。近年、感染症対策や防災、安全確保、さらにはマーケティング活用の観点から「人の流れをどのように...

プレーも快適、運営もスマート アクロディアがゴルフ場向け表示特許を獲得!

株式会社WHDCアクロディア(以下、アクロディア)は、2025年8月、ゴルフ場利用者の利便性向上と運営効率の改善を目的とした「ゴルフ場向け表示技術」に関する特許を正式に取得したと発表した。本特許は、スポーツ×IT領域における同社の知的財産ポートフォリオをさらに強化するものであり、今後の事業展開において大きな推進力となることが期待されている。 特許取得の背景 近年、スポーツ業界全体でDX(デジタルト...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

海外発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る