ファーストリテイリングによる無効審判で特許の一部が有効と特許庁が審決

ユニクロ特許

株式会社アスタリスク(本社:大阪市淀川区 / 代表取締役社長:鈴木規之)は、株式会社ファーストリテイリング(以下「ファーストリテイリング社」)から請求されていた特許第6469758号(以下「本件特許」)の無効審判(無効2019-800041、以下「本無効審判」)において、ファーストリテイリング社の無効請求を一部認めるものの、本件特許の一部については有効に存続するとの審決がでたことを2020年8月18日公表した。

本件特許は、POSレジにて商品を窪みに置くだけで自動的に中身を認識するRFIDに関するものであり、アスタリスクとしては「本件特許の有効性が特許庁に確認された」ものだと判断し
ている。

今回の審決で特許維持となった【請求項3】について、シールド部は、電波を吸収する電波吸収層と電波吸収層の外側に形成され、電波を反射させる電波反射層と、を備えることを特徴とする読取装置で下の図は本発明の読取装置の断面を示したもの。

拡大図に示されるとおり、シールド部の内側から、電波吸収シート(電波吸収層)40、電波反射シート(電波反射層)38を、この順に設けるのが、請求項3のポイントになっている。

なお、アスタリスクによれば本無効審判の審決において無効と判断された部分については、知的財産高等裁判所に審決取消訴訟を提起する予定で、また、は無効部分に対する当該審決の内容を加味した上で、新たな特許(特許第6736244号)を取得したことも併せて公表している。

アスタリスクによれば、ユニクロのセルフレジは、請求項3の範囲内にあるようで、このままでは、現在ユニクロに設置されているセルフレジは、改造が必要となりそうだが、さて、次は知財高裁。どういう判断になるのか。請求項3は、意外と強そうだ。

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。