ジョリーグッド、健康状態に関する治療コンテンツをいつでもどこでも視聴、共有が可能な提供方法で特許取得

VRとAIによる医療教育やデジタル治療を開発・提供する株式会社ジョリーグッド(本社:東京都中央区 代表:上路健介)は、同社が発明した「デジタル治療用コンテンツの提供に関する発明の特許(特許第7422362号)」を取得したと、24年2月2日プレスリリースで公表した。

本特許が解決する課題として、精神疾患や生活習慣病などの健康障害がある人に向けて、デジタルコンテンツ視聴によるリハビリやトレーニング、セラピーを行う、デジタル治療サービス(以下、DTx: Digital Therapeutics)が各地で開発され、高い効果を示すプロダクトが生まれ始めている。

一方、医療機関などでDTxのコンテンツを患者に対して提供する際にシンプルかつ有効な手段は確立されていない。特に健康状態に合わせて柔軟に変化するコンテンツのパターン情報を、電子カルテやデジタル処方箋システムなどに記録しながら、患者のデバイスで簡単かつ正確に取得することが難しい点がサービスの普及課題となっている。

本特許はこれらの点に鑑みて開発されたもので、健康障害を有する人の状態を改善することを可能にするコンテンツ表示装置、コンテンツ表示方法およびプログラムを提供することを目的としている。

発明の概要としては、コンテンツ画像の視聴行動や視聴時の生体情報から健康状態を評価し、治療やリハビリのためのコンテンツパターンを生成してID情報を2D画像コード化して表示する。これを別の端末で2D画像認識することによりコンテンツ情報を簡単かつ正確に取得することで、いつでもどこでも視聴体験することを可能にする。

これにより、患者それぞれの健康状態に応じて生成されたコンテンツの情報を、医療者や患者だけでなく、支援スタッフらが様々な医療情報システム、多様なデバイスで取得していつでもどこでも視聴、共有することが可能になるとしている。

特許概要

【特許番号】特許第7422362号(P7422362)
【登録日】令和6年1月18日(2024.1.18)
【発明の名称】コンテンツ提供システム及びコンテンツ提供方法
【特許権者】 【氏名又は名称】株式会社ジョリーグッド
【発明者】 【氏名】上路 健介

【要約】 【課題】健康障害を有する人の状態を改善しやすくする。

【解決手段】コンテンツ提供システムSは、画像データ候補から選択された複数の画像データを含む治療用コンテンツを作成するための情報を作成するコンテンツ作成端末3と、治療用コンテンツを取得するユーザ端末4と、を備える。コンテンツ作成端末3は、作成する治療用コンテンツの内容を特定するための治療用コンテンツ情報を作成する。ユーザ端末4は、治療用コンテンツ情報又は治療用コンテンツ情報に対応する治療用コンテンツを取得する情報取得部と、治療用コンテンツ情報が示す複数の画像識別情報に対応する複数の治療用画像データを、順序情報が示す順序で表示端末に表示させる画像表示部と、を有する。

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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