クラウド上での4D工程管理に関して、各工程に進捗率を入力、その状況を可視化する手法で特許を取得


株式会社コルク(本社:東京都豊島区 代表:堤正雄)は、BIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の「4D工程表」で独自に開発した4D工程管理における一連の技術について、特許を取得したことを23年5月22日プレスリリースで公表した。

同社のKOLC+の「4D工程表」では、BIM/CIMモデルと工程表を連携して、クラウド上での4D工程管理を実現している。その中で、各工程に進捗率を入力し、その情報から進捗状況を3Dモデルの色分けや表示切替によって可視化する一連の手法においての特許としている。

KOLC+ 4D工程表とは、BIM/CIMモデルと工程表を連携し、クラウド上で4D施工シミュレーションを共有・編集できる4D工程管理クラウド。Autodesk Navisworks のタイムライナー設定から自動生成する。 iPad、Apple Penceil による操作にも対応しており、現場でのリアルタイムな情報共有にも活用されている。

工程の進捗状況を簡便に把握できる工程管理システムの提供を可能にした特許の概要。

【特許番号】 特許第7265295号(P7265295)
【登録日】 令和5年4月18日(2023.4.18)
【発明の名称】 工程管理システム
【特許権者】 【氏名又は名称】株式会社コルク
【発明者】 【氏名】堤 正雄

【要約】
【課題】現実の状況に則して、工程の進捗状況を簡便に把握できる工程管理システムの提供を目的とする。
【解決手段】上記課題を解決する本願発明は、工程の進捗を管理する工程管理システムXであって、工程Pを記録する記録手段11と、工程Pの進捗を評価する評価手段12と、表示手段13と、を備え、記録手段11は、工程Pの開始時期321と、終了時期322と、前記工程の全体に対する進捗度合R1と、を格納し、評価手段12は、任意の時期を取得する時期設定手段121と、進捗率を計算する計算手段122と、を有し、計算手段122は、開始時期321から終了時期322までの期間に対する開始時期321から任意の時期323までの期間の割合である期間経過度合R2を算出し、進捗度合R1を、前記期間経過度合R2で除した進捗率Rを算出し、表示手段13は、進捗率Rを表示処理し、表示処理結果を送信する。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000081365.html


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