特許売買のノウハウを活かして、オークション方式で破産案件の特許(知的財産)売買案件を仲介

知的財産の価値評価や知的財産売買の仲介を手掛ける株式会社パテント・ファイナンス・コンサルティング(住所:東京都港区、代表:日野慎二)は、破産管財人の依頼による破産案件の特許(知的財産)取引において、オークション方式による知的財産の売買を完了したことを、22年12月6日プレスリリースで公表した。

同社は、破産者サムテック・イノベーションズ株式会社 破産管財人 弁護士 菅真彦(うえにし・すが法律事務所 所在地:岡山県岡山市、以下「破産管財人」という。)を売却元とした特許(知的財産)の取引において、オークション方式による特許(知的財産)の売買を仲介した。

破産案件における特許(知的財産)の売買取引は一般的に難しいとされているが、同社の豊富な知的財産の評価や知財取引のノウハウに基づき知的財産の売買を仲介し、本件取引の成約に至った。

本件の知的財産の取引では、複数の候補先が知的財産の買取を表明していたことから、同社は、破産管財人と協調し、各買取候補先が買取希望価格を提示するオークション方式によって知的財産の売買を実施する方針としている。

同社は、300件を超える知的財産の評価実績に基づき、本件の知的財産の価値を評価し、最低入札価格を提示した上で各買取候補先と売買の交渉を実施。同社の仲介によって、最終的に決定した買取先と破産管財人の間で知的財産の売買が成約した。

本件の売買取引では、特許権だけでなく関連する知的財産などを1つのパッケージとした無形資産を譲渡対象とし、これは、金融庁や法務省法制審議会の担保法制部会で検討されている無形資産を含む「事業成長担保権」及びその処分を想定した融資において参照される取引事例になり得ると考えられている。

また、知的財産取引の公平性や透明性を高めることを目的に、知財財産の取引では非常に稀なオークション方式を採用したとしている。

同社は、今後、知的財産の売買取引における仲介業務を積極的に展開する方針で、特に、融資や投資に関連する知財業務に注目しており、知的財産の評価、ファイナンス・スキームの構築、知財担保の処分をワンストップで実施するサービスを提供してゆくとしている。

【オークション方式による知的財産の売買取引のイメージ】


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000112868.html

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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