70以上の国と地域で予選を開催する世界最大級のスタートアップピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2022」世界決勝戦が、サンフランシスコのマリオット・マーキスホテルにて22年9月30日開催された。
世界チャンピオンの座を獲得したのは、カナダ代表のsrtx社(本社:カナダ ケベック州、Founder/CEO:Katherine Homuth)だった。同社は防弾チョッキや登山用具に使用されている繊維と同じ繊維を使用し、破れないストッキングを開発、販売している企業。その優れた技術とビジネス・スキームが評価され、約3000人の注目を集める中、見事優勝の座を獲得している。
そして、日本代表の株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表:福澤知浩、以後SkyDrive )は、世界の並み居る競合を押し退け、準優勝という快挙を成し遂げた。同社は“空飛ぶクルマ”を開発しているスタートアップ企業。
同社はすでに2025年の大阪・関西万博に向け、大阪府・大阪市と「空飛ぶクルマ」実現に向けた連携協定を締結し、次世代モビリティによる地域経済の活性化、防災機能の強化などを目指す取組みもスタートしている。
今回のスタートアップワールドカップは、70以上の国と地域で予選が開催され、世界のスタートアップエコシステムの構築と起業家精神の育成を目的として設立された、世界最大級のピッチコンテスト。9月30日(金)のアメリカ・サンフランシスコでの決勝戦には、新型コロナウィルスの影響もありつつも、世界から56社の各国代表のスタートアップが集結した。
最終ファイナリスト10社が世界王者の称号と優勝投資賞金約1億円をかけて、約3,000人の観客の前で白熱したピッチをおこなった。同大会では世界を代表する企業の経営者や著名人も、スタートアップの応援に駆けつけている。また、基調講演ではファイザー社のCTOのリディア・フォンセカ氏が、コロナワクチンの開発秘話について、世界で初めて公開し会場を沸かせた。
世界決勝戦に勝ち進んだ10社
・Mi Terro(アメリカ)
・iLoF(イギリス)
・Lazarus 3D(アメリカ)
・Matricelf(イスラエル)
・株式会社SkyDrive(日本)
・ANote Music(ルクセンブルグ)
・Wonderverse(中国)
・ViiT Health(メキシコ)
・srtx(カナダ)
・Japa(アメリカ)
「スタートアップワールドカップ2022」を運営するPegasus Tech Venturesの代表パートナー兼CEOのアニス・ウッザマンより大会を終えてのコメントは、「今回、世界決勝戦は第4回目となりましたが、過去最大の70カ国・地域での予選が開催でき、また最終的に新型コロナの影響で渡米が叶わなかった地域もある中、56社がサンフランシスコに集結しました。
その激戦の中で、日本のSkyDrive社は準優勝と好成績をおさめた。英語の壁も大いにあったと思うが、ここに日本の技術やビジネスの精度の高さが証明されたと思います。SkyDrive社には是非とも本大会をジャンプ台として、世界へ大きく羽ばたいていただきたいと思いますし、ペガサスはそれを全力で応援しています。」と語っている。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000044738.html
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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