業界初!基本特許取得「建物構造図アイコン配置AI」~「柱」「壁」などの検査アイコンを自動配置が可能


建設DXサービス「SPIDERPLUS」を提供するスパイダープラス株式会社(本社:東京都港区 代表:伊藤謙自)は、基本特許技術「建物構造図アイコン配置AI」を業界で初めて取得したことを22年11月24日公表した。本発明は、機械学習を通じて建物構造図の記号認識から検査アイコンの配置までを自動化するAI技術としている。

同社は、建設現場で発生する事前準備(段取り)を代行する「SPIDERPLUS ASSISTANT」(以下、「BPOサービス」)を提供しており、この技術を活用し、BPOサービスで受託した業務の作業時間について約70%の削減を実現しており、より多くの案件を受注できる体制を構築している。

BPOサービスは、建築工事における「配筋検査※2」を行うための事前準備として検査対象箇所の床や柱など建物の骨組みとなる構造体に「伏図」という詳細図面を作成し、その詳細図面を施工図面に対応づける作業を代行するもので、「SPIDERPLUS」を利用する建築業顧客から「段取りから解放され、より本質的な仕事に集中できるようなった。」と好評を得ている。

しかしながら、配筋の検査箇所は膨大であるため、上記の作業には非常に多くの手間と時間を費やすという課題があり、BPOサービスの業容拡大には効率性に関する課題が存在していた。そこで同社は、AIで建物構造図の伏図の記号を認識して自動でアイコンを配置することで、建物構造図と詳細図面を自動的に紐付ける技術の開発に至っている。
本発明により、BPOサービスで受託した各案件の手作業で行っていた作業時間が約70%効率化され、当該効率化によりBPOサービスの受託可能件数の増加、ひいては売上高向上に寄与している。

※2:配筋検査とは、鉄筋コンクリート造の建物工事において、コンクリート内の鉄筋が設計図通りに正しく配置されているかを確認する検査業務をいう。

また、本発明は、BPOサービスでの活用を繰り返すことにより、AIの学習が進み、作業効率が高まり、その結果として、BPOサービスの受注可能件数やサービスラインナップの充実に繋がっている。

特許概要

【特許番号】 特許第7159513号(*1)  特許第7177964号(*2)
【登録日】 2022年10月14日(*1)  2022年11月15日(*2)
【特許権者】 スパイダープラス株式会社
【発明の名称】 アイコン配置システム、アイコン配置方法及びプログラム

【要約】 【課題】建物構造図における伏図のデータと詳細図のデータとの対応付けを行うことにより、作業効率の向上を図る。
【解決手段】建物構造図の伏図にアイコンを配置するアイコン配置システムは、前記伏図に付された符号に対応付けられた第1アイコンが予め配置されたアノテーションデータを取得し、取得した前記アノテーションデータを教師データとして、前記伏図と前記第1アイコンとを対応付けて学習し、学習結果に基づいて、学習済モデルを生成し、新たな伏図に対して、生成した前記学習済モデルに基づいた第2アイコンを配置する。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000030510.html


Latest Posts 新着記事

「肌は『足す』だけでは整わない――ナリス化粧品の新特許が示す角層研究の現在地」

化粧品の進化は、派手な新成分だけで起きるわけではない 化粧品業界のニュースというと、どうしても美白、シワ改善、ハリ、うるおいといった分かりやすい言葉が前面に出やすい。消費者にとっても、「何を与えるか」「どんな機能を足すか」は理解しやすいからだ。だが、肌の美しさは、単に何かを塗り重ねれば成立するものではない。むしろ近年あらためて注目されているのは、肌の最も外側にある角層が、どのように整い、どのように...

「タイヤは“黒い丸”のままでいいのか――フォード発光タイヤ特許が映す、クルマ個性化の新段階」

クルマの個性化は、ついにタイヤにまで及び始めた クルマのカスタマイズといえば、これまではボディカラー、ホイール、ライト、内装、エアロパーツといった領域が主役だった。どれも車体そのもの、あるいは車体に近い部分の表現であり、タイヤはどちらかといえば性能や安全性を担う“黒子”だった。ところが、その常識を少し揺さぶるニュースが出てきた。フォードが、発光するサイドウォールを備えたタイヤに関する特許を取得した...

「猛暑対策は『我慢』から『設計』へ――特許取得の冷却シリーズが示す新常識」

  もはや日本の夏は“季節”ではなくリスクになった 日本の夏は、すでに「少し暑い季節」ではない。 屋外で働く人にとっては体力を奪う労働環境であり、通勤する人にとっては日々の消耗そのものだ。子どもや高齢者、さらにペットにとっては、体調不良どころか命に関わるリスクに直結することも珍しくない。 そう考えると、猛暑対策グッズの進化は、単なる季節商品の話では済まされない。 いま求められているのは、「暑いから...

「RAGだけでは足りない――『chai+』が示すFAQ型AIの新たな価値」

企業向けAIチャットボットは、いま転換点にある 法人向けAIチャットボットの議論は、この1年ほどでかなり変わった。少し前までは、「生成AIで自然な文章が返る」「社内文書を読み込ませれば答えてくれる」といった点が注目された。だが企業現場で本当に問われているのは、流暢さではない。間違えずに答えられるか、そして業務に組み込めるかである。 その意味で、法人向けRAG型AIチャットボット「chai+」が、特...

3月に出願公開されたAppleの新技術〜バイオメカニクスに基づくモーションマッピング〜

はじめに 空間コンピューティング(XR)のUI設計において、最も困難な課題の一つは「ユーザーの物理的な動き」と「仮想空間の操作」の間のギャップを埋めることです。Appleが公開した特許出願「US 2026/0086652 A1」は、人間の解剖学的制約を逆手に取り、数学的に「操作の揺らぎ」を排除する高度なマッピング手法を提案しています。   発明の名称: MOTION MAPPING FO...

「顔認証は“門番の代わり”ではない――KIDSCALL特許取得が示す保育DXの次の競争軸」

保育現場の負担は、想像以上に細かく、重い 保育現場の課題というと、多くの人は人手不足や安全管理、あるいは保育士の処遇改善といった大きなテーマを思い浮かべる。もちろんそれらは重要だ。だが、実際の現場を支配している負担の多くは、もっと細かく、もっと断続的なものでもある。 夕方のお迎え時間を思い浮かべれば分かりやすい。インターホンが鳴る。職員がモニターを確認する。マスク越しの顔や、たまに来る祖父母・親族...

「防錆塗料はここまで進化した――『水性ローバルONE』が変える現場の常識」

防錆の世界で起きているのは、小さな改良ではない 塗料の話は、一般にはあまり派手なニュースとして扱われない。 だが、社会インフラや工場設備、鋼構造物の維持管理に関わる人にとって、塗料の進化はコストや安全性、環境対応、施工現場の働き方を左右する重要なテーマである。とりわけ鉄を守る防錆技術は、橋梁、プラント、設備保全の世界では、見えないが極めて本質的な基盤だ。 今回のローバルの新製品「水性ローバルONE...

「ゲームの自由は、どこまで囲い込めるのか――任天堂特許拒絶が映す知財戦略の難しさ」

それは「敗北」ではなく、まずは黄信号である 任天堂とポケモン社が保有していた、いわゆる「キャラクターを召喚して戦わせる」米国特許について、米国特許商標庁(USPTO)が非最終の拒絶を通知した。対象は米国特許 US12,403,397 B2 で、USPTO長官が2025年11月に職権で再審査を命じた後、2026年3月のオフィスアクションで全26請求項について拒絶理由が示された、という流れである。これ...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

海外発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る