ファッションにパロディは必要か ― 大阪の パロディブランドCUGGLが商標権争いでGUCCIに勝利

イタリアの最先端高級ブランド「グッチ(GUCCI)」が、文字の形状が酷似していることなどを理由に「CUGGL」の商標登録に関して特許庁に異議申し立てを行っていたが、22年7月12日付で棄却されたことがわかり、各メディアが伝えている。

この商標は、大阪で有名ブランドのパロディを扱う会社を経営する黒川暢朗氏が作成し、すでに、「CUGGL」は日本で商標権を取得している。「CUGGL」の欧文字の底部の一部が隠れるようにピンク色のペンキが塗られたデザインだ。

2021年5月に認可され、商標を使用する商品・役務のカテゴリーは、被服、ガーター、靴下留め、ズボンつり、バンド、ベルト、履物、仮装用衣服、運動用特殊衣服、運動用特殊靴、帽子を指定している。

これに対し、イタリアの最先端高級ブランドGUCCIは、ロゴが半分隠れた「CUGGL」を見た顧客が「GUCCI」と誤認すると主張し、模倣ブランドCUGGLの商標登録を阻止しようとしたものの、日本の裁判所で敗訴した。

大阪に本社を置くこの会社の有名な例としては、Pug/Pomerenian/Labrador(Puma)、Bai fanglaca(Balenciaga)、Azides(Adidas)等がある。これらのデザインは、同社のウェブサイトで販売されている。これが原因で、黒川氏はしばしば、海外の大口顧客が雇った知的財産権弁護士との争いを起こしている。

今回の訴訟に関して特許庁は7月、「GUCCI」と「CUGGL」は別物であると判断し、前者の商標権主張を棄却する決定を下した。

しかし、特許庁の決定に不満を抱いているのはGUCCIだけではない。黒川暢朗氏。同氏はこれまでにも「ニャンピオン(Nyanpion)」や「パパゴリラ(papagorira)」「アジデス(azides)」など、さまざまなブランドを想起させるロゴを作り、商標を出願してきた。その中で、2020年には「ラコステ(LACOSTE)」のパロディブランド「オコシテ(OCOSITE)」の商標が登録されていたが、ラコステ側の異議申し立てにより今年取り消されている。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://news.livedoor.com/article/detail/22767983/
https://www.arabnews.jp/article/no-category/article_75040/

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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