米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2022年2月17日、Appleが出願していたペリスコープレンズに関する特許を公開したことをiPhone Maniaが22年2月18日伝えている。
高倍率を実現するためのペリスコープレンズ
ペリスコープレンズは、望遠カメラにおいて高倍率を実現するための機構として、Samsung製スマートフォンなどに搭載されている。AppleもiPhoneへのペリスコープレンズ搭載を検討しており、iPhone15 Proシリーズに搭載されるとの噂がある。
Appleが出願した特許は、35ミリ判換算で78ミリ〜130ミリの焦点距離になるペリスコープレンズに関するもので、搭載想定機種としてiPhoneに加え、タブレット、拡張現実(AR)および仮想現実(VR)デバイス、携帯ゲーム機、Macデスクトップ、MacBookなども記載されている。
■ペリスコープレンズが図示
上記図表1には、望遠カメラ(100)におけるペリスコープレンズの構成(102)が記されてる。
焦点距離(倍率)の変更は、3つのレンズ群(112A、112B、112C)をアクチュエーター(110A、110B、110C)で動かすことで行う。
図表3A-Cには、ペリスコープレンズ内で各レンズを動かした様子が示されている。ここでは、図表1で示された固定レンズ(306および312)に対して、3つのレンズ群(304、308、310)の位置が可変することが説明されている。
特許に記されたペリスコープレンズは、8枚構成になっている。
Appleのサプライヤーである台湾LARGAN Precision(大立光)は、iPhone14シリーズの広角カメラ用にプラスチックレンズ8枚構成(8P)の高性能レンズを開発済みと、台湾メディアが報じている。
【オリジナル記事・引用元・参照】
ttps://iphone-mania.jp/news-438971/
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