オンラインAI 商標登録プラットホーム「コトボックス」 出願取扱件数1万件超え


商標登録の申請数は、10年前と比べて約2倍。審査までにかかる時間は平均で10~14ヶ月と長期化している。商標登録をなるべくスムーズに済ませるためには、プロである弁理士に任せるのが一番なのだが、気軽に頼むのを躊躇される方も多いのではないだろうか。

良いネーミングやデザインがひらめいたときに、その度ごとに弁理士に依頼するのではなく、その場ですぐに先行商標調査をおこない、商標登録までをできる限りスピーディーに、かつリーズナブルに済ませたいと考える方に注目されているのが「オンライン商標登録サービス」だ。

その中で、cotobox株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:五味 和泰)が運営するオンラインAI商標登録プラットフォームが「Cotobox(コトボックス)」(以下、本サービス)。

サービス提供開始の2017年11月から2021年9月末時点の期間において、本サービス経由の商標出願取扱件数が1万件を突破したことを21年9月6日公表している。

本サービスにおいては、特にコロナ禍以降の出願取扱数の伸びが著しく、2019年3月〜8月と比較すると、2020年同時期は約3倍、2021年では約5.6倍と、継続的に出願取扱件数が増加している。

昨今のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進により、「手軽で早い」が実現する、オンライン完結サービスを選択されたことなども背景にあると思われ、大きくは「個人および中小企業の新規出店が活性化したこと」にあると同社はみている。

またコロナ禍において、EC展開への投資を決断し商品展開の際に商標登録を行った企業が増えたことも全体の底上げ要因になっている。

そして直近では、コロナ禍で新たに必需品となったマスクや消毒薬の製造・販売企業や、厳しい状況においても、テイクアウトやデリバリーを新たに始めようと出店された飲食店企業の出願数も大幅に増加してきている。

一方で、直近の弊社調査では、個人事業主の34.6%が商標登録未実施のままで後悔したことがあることや、自社商品を海外で販売する越境EC事業者においては、半数以上の64.4%が販売する国で商標出願をしていないという調査結果も明らかになっている。

開業や新たな商品・サービス展開時の商標登録の必要性が徐々に認識され、全体の商標出願数は数年にわたり増加傾向にある一方で、国内外に関わらず、まだまだ商標出願・登録への意識が低いことは知財業界における大きな課題と考えられている。

Cotobox(コトボックス)とは、最短3分・相場価格のおよそ1/4ほどの低価格にて、商標出願依頼を実現する、AI活用の商標出願支援オンラインンプラットフォーム。AIを活用して類似する商標を簡単に検索できるほか、そのまま提携先の弁理士に出願依頼が可能だ。

商標検索機能は、弁理士などの専門家を介していないため、気になる商標の登録可否検索を何回やっても料金は掛からない。オンラインならではのスピードとコストにて、現在、2万社以上の企業や個人・官公庁・大学が利用している。

そのほか主なオンライン商標登録サービス

・Toreru(トレル)
https://toreru.jp/

・nomyne(ノミネ)
https://www.nomyne.com/

・すまるか
https://smarca.jp/home


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000029675.html


Latest Posts 新着記事

GE薬促進の陰で失われる特許の信頼性―PhRMAが警告する日本の制度的リスク

2025年4月、米国研究製薬工業協会(PhRMA)が日本政府に提出した意見書が、医薬業界および知財実務者の間で波紋を呼んでいる。矛先が向けられたのは、ジェネリック医薬品(GE薬)に関する特許抵触の有無を判断する「専門委員制度」だ。PhRMAはこの制度の有用性に疑問を呈し、「構造的な問題がある」と批判した。 一見すれば、専門家による中立的判断制度は知財紛争の合理的解決に寄与するようにも思える。だが、...

破産からの逆襲―“夢の電池”開発者が挑む、特許逆転劇と再出発

2025年春、かつて“夢の電池”とまで称された次世代蓄電技術を開発していたベンチャー企業が、ついに再建を断念し、破産に至ったというニュースが駆け巡った。だが、そのニュースの“続報”が業界に波紋を呼んでいる。かつて同社を率いた元CEOが、新会社を設立し、破産企業が保有していた中核特許の“取り戻し”に動き出しているのだ。 この物語は、単なる一企業の興亡を超え、日本のスタートアップエコシステムにおける知...

サンダル革命!ワークマン〈アシトレ〉が“履くだけ足トレ”でコンディションまで整うワケ

「サンダルなのに快適」「履いた瞬間にわかる」「この値段でこれは反則級」――こうした驚きと称賛の声が続出しているのが、ワークマンの〈アシトレサンダル〉だ。シンプルな見た目に反して、履き心地・健康効果・歩行補助といった多面的な機能を備える同製品は、単なる夏の室内履き・外出用サンダルという枠を超えて「履くことで整う道具」として注目されつつある。 このコラムでは、アシトレサンダルの具体的な機能や構造だけで...

斬新すぎる中国製“センチュリーMPV”登場!アルファード超えのサイズと特許で快適空間を実現

中国の高級ミニバン市場に、新たな主役が登場した。GM(ゼネラルモーターズ)の中国ブランド「ビュイック(Buick)」が展開するフラッグシップMPV「世紀(センチュリー/CENTURY)」は、その名の通り“100年の誇り”を体現する存在だ。日本の高級ミニバンの代名詞・トヨタ「アルファード」をも超えるボディサイズに、贅沢を極めた2列4人乗りの内装、そして快適性を徹底追求した独自の“特許技術”が組み込ま...

実用のドイツ、感性のフランス──ティグアン vs アルカナ、欧州SUVの進化論

かつてSUVといえば、悪路走破性を第一義に掲げた無骨な4WDが主役だった。しかし今、欧州を中心にSUVの在り方が劇的に変化している。洗練されたデザイン、都市部での快適性、電動化への対応、そしてブランドの哲学を反映した個性の競演。そんな潮流を牽引するのが、フォルクスワーゲン「ティグアン」とルノー「アルカナ」だ。 この2台は単なる競合ではない。それぞれ異なる立ち位置とブランド戦略を背景に、「欧州SUV...

戦略コンサルはもういらない?OpenAI『Deep Research』の衝撃と業界の終焉

OpenAI「Deep Research」のヤバい背景 2025年春、OpenAIがひっそりと発表した新プロジェクト「Deep Research」。このプロジェクトの正体が徐々に明らかになるにつれ、コンサルティング業界に戦慄が走っている。「AIは単なるツールではない」「これは人間の知的職業に対する“本丸攻撃”だ」とする声もある。中でも、戦略コンサル、リサーチアナリスト、政策提言機関など、いわゆる“...

老化研究に新展開——Glicoが発見、ネムノキのセノリティクス作用を特許取得

はじめに:老化研究の新潮流「セノリティクス」 近年、老化そのものを「病態」と捉え、その制御や治療を目指す研究が進んでいる。中でも注目されるのが「セノリティクス(Senolytics)」と呼ばれるアプローチで、老化細胞を選択的に除去することで、慢性炎症の抑制や組織の若返りを促すというものだ。加齢とともに蓄積する老化細胞は、がんや糖尿病、心血管疾患、認知症といった加齢関連疾患の引き金になるとされ、これ...

EXPO2025に見る「知と美」の融合──イタリア館が描く未来の肖像

2025年大阪・関西万博(EXPO2025)が近づくなか、多くの国が自国の強みをテーマにパビリオンを構築している。イタリアといえば、多くの人が思い浮かべるのは、パスタやピザ、ワインといった「食」、アルマーニやプラダ、グッチなどの「ファッション」だろう。しかし、イタリアの真の魅力はそれだけではない。今回の万博では「もうひとつのイタリア」、すなわち高度な技術力と伝統文化、そして未来志向の融合が強く打ち...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

大学発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る