一挟みで、特別なデザイン!刻印果菜ピンチ

特許内容の解説

簡易な方法で、幅広い種類の果菜(トマトなど結実する野菜や果物)の表面に刻印を施す栽培方法と、その栽培方法に用いる刻印果菜ピンチのアイデアです。

これまでも、果菜全体を型枠にはめ込み、四角いスイカやハート型キュウリなどを作る器具がありましたが、固定された型枠内で果菜を矯正するものであったため、収穫時期が遅過ぎては爆裂したり、早過ぎては上手く形にならなかったりと、設置や収穫時期が限定されたりしました。また、未成熟な果菜を締め付けるため糖度が上がらず食味が損なわれたり、目的の果菜ごとに専用の型枠が必要であったりと、様々な制限や栽培技術が必要でした。

これまでの型枠タイプは固定して果菜を締め付けるものであったため、可動して圧力が調整でき、全体を締め付けるのではなく一部分のみに刻印を施す方法を考案しました。プラスチック等の材質で出来たピンチの先端に、紋様やマーク等が凸凹によって刻まれた刻印部を設け、その先端部で生育途中の果菜を挟み込みます。果菜は挟まれた部分のみ圧力を受け続けて生育していき、表面に刻印がされた果菜ができます。

ピンチで挟む方式のため、果菜が肥大していってもかかる圧力は一定となり、型枠のような圧力の過剰や過小が起こりません。そのため、果菜が小さくても大きくても適用可能であり、果菜の種類や品種を限定せず使用でき、適用範囲が大幅に広くなりました。

  • 最適な収穫期間も長期になり、栽培が容易になります。
  • 圧力がかかるのは一部分のみなので、果菜の生育や食味に影響を与えません。
  • 果菜を挟むだけなので、取り付け、取外しなどの作業が容易で、作業効率が向上します。
  • 刻印のあるユニークな果実や野菜を作ることができ、農産物の付加価値を高めること、注目を集めること、生産者の収益向上にも役立ちます。

アピールポイント

ミニトマトやキュウリの型枠タイプが市販されており、ハート型のキュウリなどが人気を博していますので、本発明も農業や家庭菜園に同様の需要が見込めます。

本発明は、被災地の復興に貢献する可能性がある発明として、日本弁理士会による特許出願等復興支援制度の対象として選定されました。

特許の活用イメージ

  • 7割くらい結実してきたらピンチで実を挟みます。
  • 後は通常と同じく収穫するだけ。
  • ピンチを外せば刻印が付いています。非常に簡単です。

AIによる特許の応用提案

この特許技術を活用することで、以下のような応用が考えられます。

  • カスタムデザインの果物・野菜の販売
  • 特定のイベントやシーズンに合わせて、カスタムデザインの果物や野菜を販売するビジネス。例えば、ハロウィンにはカボチャに特定の模様や文字を入れて販売する。

  • 体験型の農園
  • 農園や畑を訪れる人々が、自分の選んだ野菜や果物に独自のデザインを施す体験を提供する。

  • ウェディングやイベント向けサービス
  • 結婚式や特別なイベントのための、オーダーメイドの果物や野菜を提供する。例えば、新郎新婦の名前を入れたり、特定のデザインを施したりする。

  • キットの販売
  • 家庭で簡単に果物や野菜にデザインを施すためのキットを販売。模様のテンプレートや使用方法のガイドブックを同梱する。

  • 教育・ワークショップ
  • この道具を使用して、子供たちや大人たちに野菜や果物にデザインを施す技術を教えるワークショップを開催する。

  • ギフト業界への展開
  • 特定のメッセージやデザインを施した果物や野菜をギフトとして提供する。誕生日や記念日など、特別な日のための贈り物として。

  • オンラインプラットフォームの開設
  • 顧客がオンラインでデザインを選択し、そのデザインを施した果物や野菜を注文できるサイトの開設。

  • 総合分析
  • +VISION評価
  • 自己評価
  • 解説動画
  • コメント
  • 特許概要

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#発明者コメント

例えば100個に1個だけ刻印されたミニトマトを混ぜ、「見つけたら幸運が訪れる。」なんてフレーズでPRすれば、作業を省力化しながら話題作りができると思います。

売り方次第で、可能性が広がると思っています。女子高校生からは「彼氏のお弁当に入れたい!」と、好意的な意見を頂きました。

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出願番号特願2016-224691
出願日 2016/11/18
出願人 石井 康弘
公開番号特開2018-078853
公開日 2018/5/24
登録番号 特許第6089265号
特許賢者 石井 康弘
発明の名称 刻印果菜の栽培方法及び刻印果菜用ピンチ
技術分野食品・バイオ、生活・文化、その他
機能機械・部品の製造、食品・飲料の製造、その他
適用製品農業資材・ハウス園芸用器具(主にミニトマト適用)
目的簡易な方法でトマトなど野菜や果物に刻印を施すピンチです。これまで型枠にはめ込み四角いスイカやハート型キュウリなどを作る器具がありましたが、型枠では爆裂したり上手く形にならなかったりと、栽培が困難でした。
効果・ピンチで挟む方式のため、型枠のように育ち過ぎて爆裂したり小さ過ぎて形にならなかったりなど失敗がなくなります。栽培が容易になりました。
・一部分のみ挟むだけなので、果菜の生育や食味に影響を与えません。
・挟むだけなので、取り付け、取外しなどの作業が容易で、作業効率が向上しました。
・農産物の付加価値を高めます。農家の収益向上にも役立ちます。
技術概要型枠で締め付けるのではなく、可動して圧力が調整でき、全体を締め付けるのではなく一部分のみに刻印を施す 方法を考案しました。ピンチの先端にマークなど刻印部を設け、その先端部で生育途中の果菜を挟み込みます。 表面に刻印がされた果菜ができます。
実施実績【試作】 実証実験成功(イメージ図のとおり)
許諾実績【無】
特許権譲渡【否】
特許権実施許諾【可】

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