特許内容の解説
金属や合金を溶融、半溶融、または半凝固状態から、鋳型に注入して製品を作る新しい鋳造装置と方法です。この技術は、酸化皮膜や空気の混入を抑え、従来のダイカスト法や低圧鋳造法よりも高品質な製品を低コストで製造できる点が特徴です。
縦型鋳造装置により、出発材料を直接鋳型に導入し、ガスの巻き込みを減らすとともに、不要な副生物を捕捉して除去することができます。また、鋳型内を高真空にすることで、さらに品質の高い鋳造が可能になります。
特許の具体的な活用案
- 自動車部品や電気機械部品の製造での活用。
- 航空宇宙産業での精密部品の製造。
- 高品質が求められるアート作品や装飾品の鋳造。
- 医療機器やロボット工学での精密部品の鋳造。
- 小ロット生産にも対応可能なカスタムメイド製品の製造。
- 総合分析
- +VISION評価
- 自己評価
- 解説動画
- コメント
- 特許概要
特許取得国:
適正価格150万円
希望条件要相談
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希望価格150万円
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掲載準備中
出願番号 | 特願2009-011077 |
出願日 | 2009/1/21 |
出願人 | アイ・イー・ソリューション株式会社 |
公開番号 | 特開2010-167430 |
公開日 | 2010/8/5 |
登録番号 | 特許第5437648号 |
特許権者 | アイ・イー・ソリューション株式会社 |
発明の名称 | 縦型鋳造装置及び鋳造方法 |
技術分野 | 機械・加工 |
機能 | 機械・部品の製造 |
適用製品 | 新規な縦型鋳造装置及び鋳造方法 |
目的 | 空気、酸化皮膜等の巻き込みがより少なく、従来のダイカスト法又は低圧鋳造法より高品質な鋳造品をより低コストで製造できる鋳造法及び装置を提供する。 |
効果 | 減圧吸引する方法に比べて鋳型空隙内への空気又はガスの侵入の可能性をより低減することができる上、減圧吸引する場合よりも低コスト化を図ることができる。出発材料を鋳型に導入に先立って副生物を取り除くので、より高品質の鋳造体を製造することができる。 |
技術概要 | 溶融状態、半凝固状態又は半溶融状態の出発材料を押し上げて上方の鋳型に導入することにより鋳造体を製造する装置であって、 底部に注湯口が設けられた鋳型、 出発材料を収容し、注湯口から出発材料を鋳型に導入するための材料導入手段、 注湯口と導入手段との間を水平移動により開閉できる開閉用部材 を含み、 材料導入手段が、 スリーブ及びそれに対応するプランジャ・チップを有する装置又は 溶湯を収容する保持炉、保持炉中の溶湯に浸漬されるストーク及び保持炉中の出発材料をストークに導入して押し上げるための加圧手段であって、加圧手段が溶湯導入口が設けられたストーク内において配置されたプランジャ・チップ、プランジャ・チップを駆動軸を介して上下運動させる駆動部、駆動軸が保持炉を貫通する貫通部が出発材料に浸漬されないように貫通部に不活性ガスを導入するための不活性ガス導入口を含む加圧装置を有する装置であり、 開閉用部材が、部材において出発材料と接する面の一部に形成された窪みからなる副生物捕捉空隙部、注湯口を経て鋳型空隙部に出発材料を導入するための開口部を有する、 ことを特徴とする縦型鋳造装置。 |
実施実績 | 【無】 |
許諾実績 | 【無】 |
特許権譲渡 | 【可】 |
特許権実施許諾 | 【可】 |
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#弁理士コメント
この特許文書は、新しい鋳造装置と鋳造方法について説明しています。これは、鋳造体を作るために溶融状態や半凝固状態の出発材料を上方の鋳型に導入する方法です。この方法では、出発材料を収容し、材料導入手段を使用して鋳型に導入します。また、出発材料の表面部分を取り除いた後、鋳型空隙内に出発材料を導入します。この方法では、鋳型空隙内を減圧下または真空下にすることもできます。この鋳造方法により、鋳型空隙内への空気やガスの侵入を低減し、低コスト化も図ることができます。