アステリアとマレーシアのAI企業TapwayがAI・IoTサービスを共同開発

アステリア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎)とマレーシアのAI企業Tapway(CEO:Chee How Lim)は、エッジAI・IoTビジネスの製品開発およびマーケティングに関する事業提携を開始します。この提携により、アステリアは東南アジア市場に進出し、Tapwayは日本市場に参入します。両社はAI技術を駆使した革新的なソリューションを提供し、地域を超えたビジネスの拡大を目指しています。

各社製品の概要

Tapwayは、車両や人物、物体の識別を行うAI推論モデル「SamurAI」を提供し、交通や小売、製造など多様な分野で活用されています。これにより、リアルタイムでのデータ解析が可能となり、効率的な運用が実現します。一方、アステリアはAI専業子会社Asteria ARTの設立や、映像認識AIとネットセキュリティAIの研究開発に注力しています。これらの技術は、防犯カメラシステムやネットワークセキュリティ対策などに応用され、多くの企業や公共機関で採用されています。

提携の背景と目的

AI市場の急成長と、AI推論モデル構築の高度な技術要求に対応するため、ノーコードで利用できるAI・IoTプラットフォーム「AIoT Suite」を共同開発します。このプラットフォームは、2024年7月に東南アジアで英語版を提供し、11月には日本語版の提供を予定しています。「AIoT Suite」は、ユーザーがプログラミングの知識なしにAIモデルを構築し、運用することを可能にするツールであり、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援します。

今回の事業提携により、両社はそれぞれの技術と市場での強みを活かし、ユーザーにとって利便性の高いAIソリューションを提供します。例えば、Tapwayの「SamurAI」は、画像解析において高い精度を誇り、交通監視システムや小売店の在庫管理システムなどに応用されています。一方、アステリアのAI技術は、特にネットワークセキュリティ分野で高く評価されており、多くの企業がその技術を導入しています。

新サービスの具体的な機能と利点

「AIoT Suite」の主な機能としては、リアルタイムデータ解析、異常検知、予測保全などが挙げられます。これにより、企業は設備の故障を事前に予測し、未然に防ぐことが可能となります。また、ノーコードでの操作が可能なため、専門的な技術知識がなくても簡単に使用できる点が大きな利点です。さらに、クラウドベースのプラットフォームであるため、どこからでもアクセスが可能であり、リモートワークの推進にも貢献します。

この事業提携により、両社は地域を超えて技術の融合を図り、より高度なAIソリューションを提供します。アステリアはTapwayとの連携を通じて、東南アジア市場への進出を加速し、同地域におけるプレゼンスを強化します。一方、Tapwayはアステリアの支援を受けて、日本市場への本格的な参入を果たし、現地企業との協業を進めます。

今回の提携は、両社にとって大きな成長機会であり、グローバルなビジネス展開を目指す上で重要なステップとなります。詳細については、公式サイトをご覧ください。

アステリア株式会社について: アステリア株式会社は、データ連携ソリューション「ASTERIA Warp」をはじめとする革新的な製品を提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。

Tapwayについて: Tapwayは、AI技術を活用した画像解析ソリューションを提供し、交通、小売、製造など多様な分野での活用を進めています。

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。