株式会社コンテック(本社:大阪市西淀川区 代表:井狩 彰)は、AI (人工知能) を活用した特許技術を搭載の調剤監査システムを新開発、「audit-i (オーディット・アイ) 」として2023年秋より出荷すると、23年7日25日プレスリリースで公表した。。
新開発のaudit(R) -i は、薬剤の種類・数量を同時に識別して薬の取り間違いなどの調剤現場で抱えるリスクを低減、累計約2,000件の採用実績を誇る調剤監査システム audit(R) シリーズの最新モデル。従来モデルから質量1/2、高さ1/2の軽量コンパクトサイズ(体積比60%減)を実現。
また、薬剤種類判別の機能にAIを応用した同社の特許技術 (特許登録第7274529号) を採用し、通常、AIによる新たな薬剤の追加学習には12時間(※1)を超える時間が必要で実用困難とされているが、特徴抽出処理を行う当社独自の技術により、薬剤判別の精度と処理速度を下げることなく再学習時間を3秒以下に短縮させることに成功。特定の撮影条件下でなくとも薬剤識別を可能とする技術(※2)や、クラウド上で薬剤マスタの生成 (※2)など、AIをベースとした多数の特許技術を搭載している。※1 当社実験データより ※2 特許申請中
さらに、クラウドサービス「audit cloud」を利用することで、マスタデータをオンラインから取得することが可能で、最新の薬剤データを監査に反映・利用が可能となり、医薬品の包装デザイン変更等のマスタ反映や、旧機種にて手間がかかっていた導入時のマスタ登録の手間が緩和され、複数店舗への導入時にもマスタデータの共有が可能だとしている。
特許概要
【特許番号】特許第7274529号(P7274529)
【登録日】令和5年5月8日(2023.5.8)
【発明の名称】薬剤識別システムおよび薬剤識別方法
【特許権者】 【氏名又は名称】株式会社コンテック
【発明者】 【氏名】横山 祐介 高平 賢治
【要約】 【課題】画像認識を用いた薬剤識別システムにおいて、薬剤の識別を迅速に行うことを可能とする。
【解決手段】特徴値抽出部30は、撮影画像から特徴値を抽出するためのアルゴリズムが予め学習済みであるAIモデル32を用いて、撮影画像から特徴値を抽出する。薬剤識別部40は、既知の薬剤に対応する特徴値が列挙された薬剤特徴リスト42と、特徴値抽出部30が抽出した撮影画像の特徴値との比較に基づき、撮影画像に含まれる薬剤12の識別を行う。
audit(R) -iの主な特徴
・独自開発のAI技術を採用。画像判定とバーコードによる薬剤の確認、重量計測による錠数確認
一度に行い、スピーディかつ精確な監査が可能。一人薬剤師店薬局もダブルチェックを実現。
・高さ36センチ、奥行き32センチのコンパクトなボディ。基本的に本体のみで薬剤・数量の監査
可能で別途モニタなどの設置は必要ない。
・監査作業を実施することで自動的に監査記録が保存され、過去の調剤内容を画像で確認が可能。
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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