掛外しのわずらわしさから開放される新たな発明!新構造のメガネ型ルーペが特許出願

メガネ特許

ハズキルーペで活気づいた「ルーペ」業界。ハズキルーペが他のルーペより約3倍もの価格で独自の市場ポジションを確立できたのも約100憶円とも言われる広告宣伝費の投入によるものが大きいと言われている。さらに「知的財産ポジショニング戦略」では2つの登録商標と4つの意匠登録、すでに権利は切れているが技術的アイデアを実用新案権で権利化されていた。しかしながらそれでも類似品、ぱくり商品は後を絶たないこの市場。

その「ルーペ」市場にまたユニークなアイデアがリリースされた。株式会社シャルマン(本社鯖江市川去町、本庄(ほんじょう)正享(まさきよ)代表取締役社長)は、新聞やスマホ、趣味の手芸など手元を見ながら、テレビを交互に見る時、日常生活上、遠近両用等の視力矯正メガネだけでは今一つ不便な環境を解消するために、これまでにない新構造のメガネ型ルーペがR&D担当の専務取締役堀川氏の主導により開発された。

特許出願中のこのルーペは新しい構造により、視線の移動で手元を大きく、遠方を自然に見ることができるアイデア。
これまでの一般的なメガネ型ルーペの不満であった“遠くと近くを交互に見る際の掛け外しのわずらわしさ“をなくし、矯正メガネの視線の下方にルーペ部を配置したことで、メガネの上から楽に掛けれ、掛け外しなしに視線を移動することができる。また、メガネを必要としないひとにも、同様に掛け外しの手間なく手元と離れたところを見ることができるというもの。

開発に当たっては独自の頭部データを元にフレームの抱き込み形状を設計し、メガネの上から掛けても重くならないように軽量で弾力性のある樹脂を採用することで、20.7g(ポケットティッシュ2ケ分)と超軽量を実現し、メガネを掛けた上に掛けても重さをほとんど感じない仕様になっている。
レンズの拡大率は1.62倍で、両面に反射防止コートを施し、あらゆる方向の光の反射を抑えることで、すっきりと大きく楽に見ることができ、レンズ部を折りたたむことで、コンパクトになる。

さて、このユニークなメガネ型ルーペでは類似品、ぱくり品は出回るのかどうか。出願中の特許でどこまで守られるのか。それも気になるところだがまずは市場で一定のシェアがはたして取れるのか。

【引用・参照】

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000073246.html
https://ameblo.jp/kazuyan4649/entry-12438129497.html

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。