Appleが、iPhoneに画面下埋込み型カメラを搭載する特許を世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)で取得したと、23年6月22日iPhone Maniaが公表している。
特許には、カメラを画面下に配置することで不足する光の透過率を、ディスプレイの一部を透明にすることで改善するアイデアが記され、現在の技術ではカメラを画面下に配置した場合、光の透過率が20%以下に低下する可能性があると、特許内では説明されている。
特許内では、光の透過率を上げる方法としてカメラが埋め込まれた部分のディスプレイを透明にすることが挙げられ、透明にする部分をサブピクセルの領域よりも小さくすることで、ディスプレイを見ているユーザーには透明な部分があることを意識させない構造になるようだ。
画面下埋込み型カメラを搭載する場所について特許には、6種類の案が掲載され、下記図表18Aは、カメラだけではなく、ドットプロジェクタや投光イルミネーターなどFace IDを構成する部品を3カ所(332-1、332-2、33203)に分散して配置するもの、図表18Dはノッチ型にするもの、図表18EはiPhone14 ProシリーズのDynamic Islandのような配置になっている。
画面下埋込み型Face IDは2025年モデルのiPhone17 Proシリーズに搭載される可能性があるが、画面下埋込み型カメラの実装は2028年以降になるとみられている。
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