米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2023年6月13日、Appleが取得した、マイクロLEDディスプレイに関する特許を公開したことを、6月15日iPhone Maniaが伝えている。
micro-LED(マイクロLED)とはディスプレイの新技術のことで、これまでの液晶ディスプレイよりも高画質になり、画面の輝度も高いことが特徴。また消費電力も低くなり、長寿命だといわれている。
このディスプレイ、Appleが2024年モデルか2025年モデルでApple Watch Ultraのディスプレイを有機EL(OLED)ディスプレイからマイクロLEDディスプレイに変更、その後、iPhoneとiPadにもマイクロLEDディスプレイを導入することを計画していると、DigiTimesが報じている。
今回公開された特許が最初に取得されたのは2013年で、それ以降7回更新されているもので、最初に特許を取得した日時は2013年12月。Appleが買収する前のLuxVueによって申請されたとPatently Appleは述べている。
特許には、マイクロLEDチップを基板にどのように配置するかが記されている。マイクロLEDディスプレイの仕様として特許では、ウェアラブルデバイス用ディスプレイ、巻取り式ディスプレイ、折りたたみディスプレイが挙げられている。
AppleはマイクロLEDディスプレイを内製することでSamsung Displayへの依存度を下げ、Apple Watch Ultraを皮切りにiPhoneやiPadにも展開するとみられている。
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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