Appleが個人の音楽家と対立、「Apple Music」の商標を取得できず〜誰も思ってもみなかった展開に

Appleによる「Apple Music」の商標登録が、裁判所により差止めされる事態となった、とReutersが伝えていると、23年4月5日iPhone Maniaが取り上げている。

自身のコンサートシリーズのブランドと混同されると反発

米国連邦巡回控訴裁判所は、Appleが、The Beatlesの音楽レーベルであるApple Corpsの先行商標の所有に基づいて、トランペット奏者チャーリー・ベルティーニ氏の「Apple Jazz」商標権に対する優先権を主張することを却下している。

これにより、Appleの「Apple Music」の商標登録申請が阻止されるという、誰も思ってもみなかった展開となっている。

Appleは2015年にApple Musicを開始し、音楽およびエンターテインメントサービスのいくつかのカテゴリをカバーする「Apple Music」の商標を米国内で申請した。トランペット奏者チャーリー・ベルティーニ氏は、1985年からコンサートの宣伝に使用していた「Apple Jazz」というブランドと混同を引き起こす可能性があるとして、この申請に反対していた。

一度は下されたApple支持の判決が覆されることに

米国商標庁の法廷ではAppleを支持する判決が下されたが、現地時間4日、連邦巡回控訴裁は、ベルティーニ氏の申し立てを却下するという決定を覆した。判決は、ライブパフォーマンスに関する商標権を、別の商品カテゴリであるサウンドレコーディングに関するApple Corpsの商標に関連づけることはできないと述べている。

ベルティーニ氏の弟で弁護士を務めたジェームズ・ベルティーニ氏は、「長く困難な戦いの末に得られた判決に満足している」と語っている。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://iphone-mania.jp/news-531728/

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。