Appleが、水中や地下などでもデータ通信や充電を可能にするための研究開発を行っていることが、米国特許商標庁(USPTO)が公開した特許出願情報から明らかになったことを23年1月23日iPhone Maniaが伝えている。
Patently Appleは、この特許技術が、ネイビー・シールズなどの特殊部隊が潜水作業で使用するためのApple Watch Ultraの開発に活かされる可能性があると述べている。
AppleがUSPTOに出願した特許は、「水中での、磁力を利用した通信や充電」に関するもので、潜水作業中のユーザーのデバイス(下記図表9の10と66)と船上で待機中のユーザーのデバイス(68)との間で交わされるメッセージとして、「要救助」「サメが出現」「浮上」「潜水」など(64)が考えられている。
また、通信用途以外に、磁力を利用したビーコンとして各デバイス(下記図表12の10と66)を機能させることも検討されている。
その場合、船(88)にはビーコン対応の大型アンテナ(86)が設置されますが、これを設置する場所は船上でも水面下でも良いと特許には記されてる。
今回の特許に記されたワイヤレス通信を利用し、水中に住む生き物の写真や動画の撮影を行うことも想定されている。
水中では電波の減衰が激しい為、潜水艦との通信は超長波帯や極長波帯で行われていますが、こうした通信は大規模な送信設備を必要とする。
今回の方式は至近距離を想定していることもあり、Wi-Fiやワイヤレス通信で利用している電波帯でも通信が可能になる仕組みを目指して開発されているのかもしれない。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://iphone-mania.jp/news-519775/
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