その手があったか…。Samsung、ディスプレイを手の甲に投影する新たなスマートウォッチで関連特許取得

Apple Watchよりもずっと以前から、SamsungはGalaxyシリーズのスマートウォッチを作り続けてきている。既存のユーザーインターフェース(UI)とは異なる斬新なアイデアや、奇抜な縦長ディスプレイを採用したモデルなどなど、それなりに独創的なスマートウォッチを世に出してはきたものの、残念ながらいずれも大ヒットするところまではいたらなかったといえる。

ところが、Samsungが、プロジェクター機能を搭載したスマートウォッチの特許を取得したことが、ウェアラブル端末関連の情報に詳しいWareableの調査によって判明したと、ガジェットオタクによるブログメディア「すまほん!!」で23年2月20日、rikuさんのブログで伝えている。もしかすると、今度こそスマートウォッチの新境地を開いて世界を驚かせることができるかもしれないとの期待が大きいアイデアだ。

それは、Samsungが2023年2月2日に米国特許商標庁から承認されたのは、「Wearable Electronic Device Including Projection Display(投影型ディスプレイを含むウェアラブル端末)」というタイトルの特許。申請された特許の書類には、「スマートウォッチの本体側面に投影式ディスプレイを備え、本体に隣接する表示領域に情報を表示するように設計された」デバイスについて述べられている。

本体に隣接する表示領域とは、手首を指すものであると考えられ、実際に特許資料内にもイメージ図が添付されている。また、投影される映像には、本体のメインディスプレイとは異なる情報が表示される可能性があるとも述べられており、メッセージアプリで受信した画像や動画を手首に表示するなど、様々な使い方がありそうだ。投影は、2列に並べられたLEDとレンズを介して行われ、手首表面の様々な角度で表示できるように設計されている。

この特許、Samsungは申請時この技術をスマートウォッチだけにとどめず、VRヘッドセットなどにも応用する方針を示していた。周囲の壁や冷蔵庫のドアなど、ディスプレイとして投影可能なスペースを認識し、そこに映し出されたキーボードで快適な文字入力だって可能になるんだとか。

しかしながらこれはあくまでも特許の一つに過ぎず、これらの技術を搭載したデバイスが、すぐにユーザー向け製品に採用される可能性は例によって限りなく低いと思われる。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://smhn.info/202302-samsung-projector-watch
https://www.gamingdeputy.com/jp/windows/

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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