開発者さえもデータ閲覧できない特許取得高セキュリティシステムサービス~ライブ配信システムに採用

株式会社クリィ(本社:東京都港区 代表: 根岸良多)は、ライブ配信サービス「Grooview Multi」において、同社の開発した特許権取得※のサービスが採用されたことを、23年2月7日プレスリリースで公表した。

同社は情報漏洩を防ぐ特許権取得※の高セキュリティシステム「KEE ゼロトラスト暗号」を開発し、強固に管理するサービスを提供。このシステムは、サイバー攻撃のリスクを回避し、データ内容にはサービス提供者である当社さえも閲覧が不可能な仕組みとなっており、個人情報・機密データへの所有者以外からのアクセスを物理的に防ぐ安心・安全に個人情報・機密データ管理が可能となり、様々な情報漏洩のリスクを防ぐことができるサービスだとしている。

また、「Grooview Multi」は、2023年春季キャンプを行う一部のプロ野球チームのライブ配信を担っており、同社はライブ視聴におけるユーザー登録システムやアンケートシステムを開発。

今回採用されたアンケートフォームは、今後、様々な企業でWEBアンケートを実施する際に自由にカスタマイズできるよう新たに開発。特許取得の高セキュリティシステムを採用していることはもちろん、遷移元とのデータ連携などの便利な機能や、ユーザーに対して保存されるデータの開示など、まさに「web3(ウェブスリー)時代」にマッチした新しいフォームシステムとなっている。

独自開発した特許技術※の「KEE ゼロトラスト暗号」は、個人情報やユーザーデータなどの機密データ全てを暗号化。その復号鍵を、特権管理者もアクセスできないように暗号化し、データの所有者と共有権限のあるユーザーだけが取り出せるようにすることで、第三者からのハッキングだけではなく、サービス提供者である当社でも元のデータを復元・閲覧できないようにするセキュリティシステム。

例えば、当技術を採用している弊社の「クリィ電子契約」においては、利用するお客様と合意書類の関係者である相手のみが、「クリィ電子契約」上の書類データを閲覧でき、「クリィ電子契約」のシステム管理者でも書類データを復号することはできないため、「クリィ電子契約」内部などからの情報漏洩を防ぐことができるというもの。

※暗号化とデータ共有に関する特許(特許第 7060751 号) 「KEE:Key Encrypt Encryption(復号キー暗号化暗号方式)」

【特許番号】特許第7060751号(P7060751)
【登録日】令和4年4月18日(2022.4.18)
【発明の名称】データ共有装置、及び、データ共有方法
【特許権者】 【氏名又は名称】根岸良多
【発明者】 【氏名】根岸 良多

【要約】 【課題】複数のユーザーが対象データを共有しながら、対象データが表す情報の漏洩を抑制することが可能なデータ共有装置を提供すること。
【解決手段】データ共有装置10は、複数のユーザーが対象データを共有する。真正情報取得部111,121は、ユーザーが真正であることを示す情報である真正情報を取得する。対象データ暗号化部132は、暗号鍵及び復号鍵を生成し、当該暗号鍵に基づいて対象データを暗号化することにより暗号化済対象データを生成する。復号鍵暗号化部134は、複数のユーザーのそれぞれに対して、当該ユーザーに対する真正情報に基づいて復号可能に、復号鍵を暗号化することにより暗号化済復号鍵を生成する。対象データ復号部136は、ユーザーに対する真正情報に基づいて暗号化済復号鍵を復号することにより復号鍵を取得し、復号鍵に基づいて暗号化済対象データを復号することにより対象データを取得する。

同社は「web3(ウェブスリー)時代」を見据え、インターネットにおける個人情報・ユーザーデータを本人が管理・活用できる安全なシステム構築を引き続きサポートしていきたいとし、特許取得の「KEE ゼロトラスト暗号」は、データの所有者とアクセス許可を与えた共有相手のみがデータを復号できるシステムのため、個人情報やユーザーの機密データを扱う企業・自治体・サービスにおいて幅広いシーンでの活用が有効だとしている。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000085730.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000085730.html

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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