沼津港で話題の海鮮かき揚げタワーは特許を取得していた!製法特許で高さ15センチのかき揚げが人気!

沼津港で話題の海鮮かき揚げタワーは特許を取得していた!製法特許で高さ15センチのかき揚げが人気!


沼津港の魚市場はどの店も新鮮な魚料理が評判でいつもたくさんのひとでにぎわっているのはご存知の通りです。その中でも一、二の行列店である「魚河岸丸天」の人気メニュー「海鮮かき揚げ丼」はその高さが15センチと巨大で、いつも長い行列ができているとか。

この「魚河岸丸天」の人気名物料理のタワー型のかき揚げ、かき揚げそのものはもともとある料理なので特許は食品としてのかき揚げではなく、またかき揚げの調理器具の特徴にもいろいろあるが「魚河岸丸天」が取得したのはかき揚げの調理方法についての特許として認可されている。【公開番号】特開2001-245611

魚河岸丸天 みなと店(沼津 和食)のグルメ情報 | ヒトサラ

発明のポイントは、かき揚げ用の鍋のなかに無数の小さな穴が開いている専用器具を入れ、油の温度を均等にする工夫や鍋を上下に振る工夫などを施してかき揚げを仕上げる。その工夫に加えかき揚げをタワー型にするための調理過程で特許を取得したもの。

【要約】
【課題】 本発明は大きさを均一に作ることが出来ると共に20cm以上の厚いものでも容易に均一に揚げることが出来るかき揚げの調理方法を提供することを目的とする。

【解決手段】 中央に立設する火炎筒11を有した加熱効率の良好なかき揚げ用ナベ1を用い、その中に食用油を入れて熱した油中に、外周に多数の小さな穴2aを穿設すると共に下縁に多数の切欠2bを設けたかき揚げ用器具2を複数入れて置く工程と、該かき揚げ用器具2の中に、かき揚げ用原料をおたま等で所定高さになるまで入れ込む工程と、前記かき揚げ用器具2に入れ込まれたかき揚げ用原料を、棒状のもので突いてかき揚げ用原料の表面と内部の温度差を少なくさせる工程とを少なくとも経るかき揚げの料理方法と成す。

おなじみのかき揚げも形や大きさなどにアイデアを創出するとそのことで特許取得にも可能になるという、まさにこれが“知的財産”ということでそこからヒットも生まれる。

【参照】
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200
https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=9591
https://wasamon.jp/?p=342


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