XRを活用した買い物体験の実証実験を開始~メタバース上に「MIHON-ICHI KANAZAWA」がオープン!


株式会社palan(本社:東京都渋谷区、代表:齋藤瑛史)は、株式会社OPA(本社:千葉県千葉市、代表:渡邉祐子)の「アクセラレーターフログラム 2021」で採択されたpalanのWebXRコマースでの共創について、OPAが運営する金沢フォーラスにある店舗「MIHON-ICHI KANAZAWA」のバーチャルショップをメタバース上にオープンし、XRを活用した新しい買い物体験に関する実証実験を開始したこと22年8月3日公表している。

これは、金沢の魅力を伝える金沢の実店舗「MIHON-ICHI KANAZAWA」と、金沢の著名な観光地をバーチャル空間上に表現したもので、金沢の良さをウェブVR空間で楽しみながら、職人こだわりの特産品を最新技術のARで自分の部屋や棚に試し置きでき、入店から購入、配送までワンストップで簡単に購入できるメタコマース。

春エリアは長い冬から明け天井に桜が舞う軽やかな春を、夏エリアは金沢の金や漆を基調とした上品な空間を、秋エリアはひがし茶屋街をモチーフにした落ち着いた和の趣を、冬エリアは兼六園の幻想的な冬の風景を表現している。

「WebXRコマース」とは

WebXRコマースは、スマホやPCのウェブ上で、アプリ不要、簡単にVR店舗を回遊でき、気になった商品はARで自分の部屋などに試し置きしてサイズを確認でき、そのままワンストップで購入することができる。また、実店舗を持たない場合でも、世界観や遊び心を活かしたオリジナルのVR店舗を、簡単かつ非常に低コストで作成することができる、新しいECプラットフォーム。

WebXRコマースの特徴

1. バーチャルを生かした空間デザイン
WebXRコマースでは店舗の360度画像を撮影するのではなく、店舗のイメージ画像を3Dモデルで作成。そのため店舗を持たない事業者はもちろん、現実世界では難しい自由な世界観や遊び心の表現が可能で、ブランドのコンセプトやストーリーをVR体験を通して訴求できる、新たなECサイトとして展開が可能だ。

2. 3Dアイテムの生成技術
昨今Eコマースで注目されている「ARでの試し置き体験」、この体験には商品の3Dモデルが必要となり、その3Dモデルの制作には費用も時間もかかり、多くの事業者が導入に踏み切れない背景がある。palanでは独自開発した技術により、1枚の画像から簡易的な3Dモデル作成を可能にした。(特許申請中)大きさを指定することで実寸大の3Dデータを作成でき、これにより大量の3Dデータを短時間で用意することを可能にしている。

3. ウェルネット社の決済システムと連携
WebXRコマースではVR空間で店の世界観や魅力を伝え、ARで商品の試しおきをし、ワンストップで購入、決済面では決済大手ウェルネット社の決済システムと連携しており、安心安全な取引が可能となっている。

WebARについては、WebブラウザのみでARを実現する技術をWebARと呼び、現在企業のキャンペーンや販促などに広く用いられており、近年、WebARを利用したサービスを地方自治体、観光業界、エンターテインメント業界などが注目し採用も始まっている。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000028239.html


Latest Posts 新着記事

知財の主戦場は「充電」から「交換」へ——CATLが先回りする日本市場の布石

世界最大級の車載電池メーカーCATLは、セルやパックの“モノづくり”を超えて、交換式バッテリーによる「BaaS(Battery as a Service)」へと事業射程を拡張している。交換ステーション、共通モジュール、運用ソフト、資産管理—この新モデルが成立するとき、勝負を決めるのは工場規模だけではない。規格化を押さえる特許と、サプライチェーン横断で効くサービス設計の知財である。中国本土では、Si...

環境×技術×知財 BlueArchがつくる“持続可能な海洋モニタリング”の新モデル

海岸林、マングローブ、塩沼、藻場などの ブルーカーボン生態系 は、地球温暖化対応の大きな鍵となる。これらの環境は、陸上森林よりも濃密に炭素を隔離する能力を持つという報告もある。Nature+2USGS+2 だが、こうした海・沿岸域の調査・保全には「アクセス困難」「高コスト」「リアルタイム性の欠如」といった課題が横たわる。ここに、ドローン技術、GPS(あるいは水中位置推定技術)、そして特許設計による...

ファーウェイ、特許で動く EV×5G基地局に見る中国知財の拡張戦略

■ 序章:静かに増える“赤い知財網” 特許庁の公開データを丹念に追うと、近年ひとつの変化が浮かび上がる。日本国内での中国企業による特許出願が、2015年以降、年率二桁で増加しているのだ。 とりわけ通信・電池・モビリティといった「脱炭素×デジタル」分野に集中しており、日本企業が得意とする領域を正面から狙っている。こうした動きの中心にいるのが、通信大手・華為技術(ファーウェイ)である。 米中摩擦のさな...

終わりなき創造の旅 厚木の発明家が挑む“次の技術革命”」

特許数でギネス更新 21世紀のエジソン、厚木に―発明の街が問いかける、日本の未来図 神奈川県厚木市―東京からわずか1時間足らずの距離にあるこの街が、世界の技術史に名を刻んだ。特許数の世界記録を更新した発明家、山﨑舜平(やまざき・しゅんぺい)氏が拠点を構えるのが、まさにこの地である。彼の名がギネス世界記録に再び載ったというニュースは、科学技術の世界だけでなく、日本人のものづくり精神を象徴する話題とし...

知財は企業の良心を映す鏡――4億ドル評決が語るイノベーションの倫理

2025年10月、米テキサス州東部地区連邦地裁で、韓国の大手電子機器メーカー・サムスン電子に対し、無線通信技術の特許侵害を理由に4億4,550万ドル(約690億円)の賠償を命じる陪審評決が下された。この判決は、単なる企業間の紛争を超え、ハイテク産業における知的財産権(IP)の重みを再認識させる事件として、世界中の知財関係者の注目を集めている。 ■ 「技術を使いたいが、支払いたくない」——内部文書が...

知財が揺るがす電機業界――TMEIC×富士電機、UPS特許訴訟の裏側

2025年夏、産業用電源装置分野を揺るがすニュースが伝わった。東芝三菱電機産業システム(TMEIC)が、富士電機の無停電電源装置(UPS)製品が自社の特許を侵害しているとして、韓国において訴訟および輸入禁止の措置を求めた件である。韓国貿易委員会(KTC)は8月下旬、TMEICの主張を一部認め、富士電機製の特定UPSモデルについて韓国への輸入を禁止する決定を下した。日本企業同士の知財紛争が、国外で具...

「JIG-SAW、AI画像技術で米国特許を獲得へ 知財を武器にグローバル競争へ挑む」

はじめに:発表概要と意義 JIG-SAW(日本発の IoT / ソフトウェア/AI ベンチャーと理解される企業)は、米国特許商標庁から「コンピュータビジョン技術」に関する Notice of Allowance(特許査定通知) を取得した旨を、自社ウェブサイトおよびニュースリリースで公表しています。 具体的には、JIG-SAW は「コンピュータビジョン技術、画像処理・画像生成支援技術」分野において...

「特許で世界を包囲する中国 イノベーション強国への加速」

はじめに:なぜ国際特許出願数が注目されるか イノベーション(技術革新)の国際競争力を測る指標として、研究開発投資、論文発表数、特許出願数などが長らく注目されてきました。特に国際特許(例えば、特許協力条約 PCT 出願、あるいは各国出願による外国での保護を意図した出願)は、一国の発明・技術が国際市場を見据えて保護を志向していることを示すため、技術力だけでなく国際志向性の強さも反映します。 近年、中国...

View more


Summary サマリー

View more

Ranking
Report
ランキングレポート

海外発 知財活用収益ランキング

冒頭の抜粋文章がここに2〜3行程度でここにはいります鶏卵産業用機械を製造する共和機械株式会社は、1959年に日本初の自動洗卵機を開発した会社です。国内外の顧客に向き合い、技術革新を重ね、現在では21か国でその技術が活用されていますり立ちと成功の秘訣を伺いました...

View more



タグ

Popular
Posts
人気記事


Glossary 用語集

一覧を見る