アデランス、海島(うみしま)構造に仕上げる特許技術で、より天然毛髪に近いツヤ感を再現した毛材の誕生

株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表:津村佳宏)は、特許技術を2件採用した同社第三の機能性人工毛「CYBER X(サイバーエックス)」を新たに開発したことを22年10月20日公表した。

「サイバーエックス」は、繊維学の世界的権威で同社の学術顧問、東京工業大学 物質理工学院の鞠谷 雄士特任教授と共同研究の下、約15年間の研究期間を経て開発した機能性人工毛。特許取得のツヤ消し技術(特許第5518857号)を採用し、ポリアミドとポリエステルからなる海島(うみしま)構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現している。

特許技術の海島構造で天然毛髪に限りなく近いツヤと手触りを再現したこの人口毛は、ポリアミドとポリエステルの2種類の材料を使用し、海島構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現。溶かしたポリアミドとポリエステルを混ぜて、特定の温度以下で押し出すことで凹凸ができることを利用して繊維の光沢を抑えている。(特許第5518857号)

また、ポリアミドとポリエステルを混合して製造することで、これまでの自社開発毛と比較し、最高のハリとコシを持った毛材開発に成功し、根元から立ち上がる性質により、少ない本数でも自然なボリュームアップを可能にしている。

さらに、毛材の生成時に帯電防止剤を加える当社最新の製造技術(特許第7123291号)で、人毛及び人工毛の長年の課題である静電気発生の抑制※1に成功。静電気抑制※1により広がりを抑え、まとまりやすく、扱いやすい毛材が誕生している。 ※1同社開発毛との比較

同社は将来的に入手困難になることが懸念されている人毛に代わる機能性人工毛の開発を1983年から続けており、当社の機能性人工毛はポリ塩化ビニル(塩ビ)を使用しないことで、焼却しても汚染物質の発生しにくい原材料構成で、環境にも配慮。今回新開発した海島構造によりツヤ消し技術が進化したことで、ツヤ消しの工程で発生する廃棄物の削減※2にも成功している。 ※2同社開発毛との比較

アデランスでは、「毛髪のお悩みは薄毛の方のみではありません。乳がんなどでの抗がん剤治療による脱毛や円形脱毛症、抜毛症といった症状、火傷の跡など、様々な理由でウィッグは必要とされています。医療用ウィッグではJIS規格(規格番号:JIS S9623)に適合した商品を提供し、患者さまや医療関係者さまの立場に立って、種々お役に立てるよう、医療用ウィッグの更なる品質の向上に取り組んでいます。」としている。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000740.000010292.html

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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