
株式会社豆蔵(本社:東京都新宿区、代表:中原徹也)は、同社で提供する「AI・RPA・DX関連サービス」において、AI/機械学習を使用した「帳票データの構造化技術」に関する特許を取得したことを22年10月11日公表した。
電子化やデジタル化が進んできている近年においても、企業間取引における請求書・注文書・領収書などの帳票は紙媒体により交わされるケースが多く、また、各帳票は取引先企業ごとに書式や表記の形式が異なることから、多くの企業が帳票の情報をシステムに手入力しているのが現状だ。これは、業務効率が悪いことに加え、入力ミスが増加する原因となるとし、本特許技術は、この課題を解決すること目的として研究・開発されたと同社は述べている。
本発明で定義される「帳票情報処理装置」は、実際に構造データ化の対象となる帳票を読み取る前に、事前準備(事前学習)として管理者等が学習データ登録を実施し、利用時(帳票読み取り時)においても利用者が随時精度改善(チューニング)を実施することで、利用する回数を重ねるほど、変換精度が向上する仕組み。
また、高価な専用スキャナ機器やOCRソフトは不要で、市販のスキャナ機器やOCRソフトを使用して処理を行うことが可能だ。
特許登録情報
発行国 : 日本国特許庁(JP)
公報種別 : 特許公報(B2)
特許番号 : 特許第7122896号
発明の名称: 帳票情報処理装置、
帳票情報構造化処理方法及び帳票情報構造化処理プログラム
特許権者 : 株式会社豆蔵
特許登録日: 2022年8月12日
この特許技術は、これまで広く利用されている紙帳票を電子化するためのOCR処理に対して、AI/機械学習を用いたデータ補正処理を拡張することにより、高い精度で構造化データ(CSVファイル等)へ自動変換を可能とした。これにより、RPAロボット等を活用したシステムへの自動登録が可能となり、システムへのデータ登録の負担軽減とデータの品質向上促進を期待できるものと見られている。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://www.atpress.ne.jp/news/329161
https://www.mamezou.com/
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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