KPO、特許取得済・英語語彙学習システム(WORD PLANNER)サービスの 利用意向を5,000人に調査

株式会社KPO(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役社長:小島 章利)は、論文等の英文から学習者が覚えていない単語を自動抽出、語彙学習を可視化するWORD PLANNER オンライン語彙学習システム(特許第5586754)の利用意向のアンケートを5,000人に実施し、「半数以上が利用意向」の結果となったことを22年10月13日公表した。

■アンケート調査結果

「利用したい」「機会があれば、利用してみたい」の利用意向を有する回答者数は、総数5,154人中2,723人の52.8%(学生57.2%/社会人48.2%)だった。回答者の一部から実施した補助調査(855名に実施)では、定期的に英語に触れる環境にいる回答者は56.5%(学生の58.9% 社会人の53.0%)で、定期的に英語に触れる環境にいる回答者の利用意向は高く、特に社会人にその傾向は強かった。

また、本学習システムに登録・学習したい英語媒体の調査では、ホームページ・論文・洋書・会議等の資料・洋画スクリプト(書き起こし)の利用意向が上位を締めた。(18英文媒体より複数選択)
このアンケートの対象となっている語彙学習を可視化するWORD PLANNER オンライン語彙学習システムについては、日本人の英語上級者(英検1級所得者等)の語彙数は10,000~15,000語程度、ネィティブの語彙数は20,000~40,000語程度と言われ、2020年度以降に実施される新学習指導要領では高校卒業時までに習得する語彙数を、4,000~5,000語程度としている。(これまで3,000語程度)

また、英文を理解するためには、文書中の覚えている単語の割合(認知率)が、95%以上必要(Laufer 1989)と言われ、英文の読解が必要な場合に、日本の学習者の多くは、不足する語彙力を効率的に補う必要性があるとしている。*英文を理解するため必要な認知率は98%とも言われている。(Nation 2006)

同社の学校向けWORD PLANNER語彙学習システムの目的は、学習者が英語による教科書等の理解に不足する語彙を可視化し、効率的に語彙学習を行うことで、教科書等の読解に必要な語彙力(英文の知っている単語の割合((認知率))95%以上)を保持し、授業の理解を深める事にあり、学習者による授業の理解のばらつきを抑える事にあるとしている。

学校向けWORD PLANNER語彙学習システムは、事前に登録した教科書等の英文*から、学習者が覚えていない単語を頻出順や登場順に自動抽出し、単語の意味**や音声***の語彙学習を促進する。覚えた単語は、次回の学習単語から除かれ学習終了後には、学習者が文書中で覚えている単語の割合を認知率として算出。覚えづらかった単語(未認知学習回数)順等からの復習も可能だ。

* 学校が事前に登録する英文の他に、学習者による個別の英文の登録も可能
** 単語の意味は『三省堂 コンサイスEX』辞書+Google自動翻訳+WEBリンクで表示
*** 全ての単語の音声を米国若しくは英国の発音で確認が可能

また、学習者は授業で利用する英文ごとの認知率(英文中覚えている単語の割合)が確認できる為、授業のスケジュールに沿って学習する事で、授業で不足する語彙力を補うことができる。また、学校に全学習者の学習履歴(登録した英文ごとの最新の認知率、最新の学習日付)が定期的に提供可能なため、英文ごとの学習者の語彙力を確認し、授業を進める事も可能になり、授業とWORD PLANNERの語彙学習が一体化する事で、学習の効率が高まり、学習者の授業の理解がより深まる事が期待できる。学習者の専攻分野の語彙力の向上にも役立つとしている。◎学習による効果には個人差がある。

【発明の名称】情報処理装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
【特許番号】特許第5586754号(P5586754)
【登録日】平成26年8月1日(2014.8.1)
【特許権者】 【識別番号】512014359 【氏名又は名称】小島 章利
【発明者】 【氏名】小島 章利

【要約】 【課題】コンテンツの視聴を楽しむことと、学習レベルに応じた語学学習が両立できると共に、学習の効果を確認することができる情報処理装置を提供する。

【解決手段】辞書DB101は、学習対象言語の単語又は熟語あるいは複数の当該単語からなるフレーズを含む語彙と、この語彙毎に定められた学習難易度とを関連付けて記録する。登録部102は、学習者の前記学習対象言語の学習状況を学習レベルとして登録する。算出部104は、コンテンツの中で使用されている学習対象言語の語彙の使用回数を使用頻度として算出する。特定部106は、登録された学習レベルと算出された使用頻度に応じて、コンテンツの中で使用されている学習対象言語の語彙の中から学習の対象とする語彙を学習語彙として特定する。主制御部113は、コンテンツが出力されている間に入力部111で受け付けた入力操作を、学習語彙の出力に対する入力操作として記録するように制御する。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://www.atpress.ne.jp/news/325790
https://www.atpress.ne.jp/news/242682

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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