2022年5月9日、韓国・ニュース1は「来年に済州地域の15の学校の制服のデザインが一斉に変わる」とし、「英有名ブランド、バーバリー社のチェック柄と似たデザインを使用して商標権侵害問題が発生したためだ」と伝えたとexciteニュースが22年5月10日報じている。
記事によると、済州地域の中学校8校と高校7校は先月、社団法人「韓国学生服産業協会」から「バーバリーチェックと似た制服のデザインを変更してほしい」との要請を受けた。
バーバリーチェックとは、英国にあるバーバリーリミテッド社が商標登録したチェック柄のこと。同社は19年にバーバリーチェックと似たデザインを使用した韓国の制服製造会社に対し、商標権侵害問題を提起した。
その後、韓国学生服産業協会とバーバリーコリア側の代理人を通じて協議を重ね、今年までバーバリーチェックの使用を認めることを決めた。ただ、来年以降も同じ制服が使われていた場合は損害賠償請求訴訟を起こす立場を示している。そのため15校は来年の新入生が入学する前までに制服のデザインを変更しなければならない状況となっている。なお済州地域の学校だけではなく、韓国全国の約200の学校が同様の状況に置かれているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「チェックは全てバーバリーのものなの?」「そんなところにケチをつけるなんて器の小さい会社だ」「バーバリーはもう買わない。チェックに商標権とはあきれる」などバーバリー側の対応に反発する声が上がっている。
一方で「当然では?。韓国の会社はプライドも常識もないのか」「商標権をばかにする韓国社会の認識を変える必要がある」「ブラインドの制服に見せたかったのか?。子どもを教育する学校でそんなことをするなんて」と理解を示す声も。その他「チェック側のスカートは正直ダサい」「これを機にオリジナリティのあるデザインにしよう」「韓国の国旗をイメージしたデザインがいい」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
バーバリーのHPによると、バーバリーチェックが最初に登場したのは1920年代。レインコートの裏地として使用されたのが始まりでした。そのチェックが世界中で親しまれるバーバリーのブランドシンボルとなったのは1960年代のこと。お客様がバーバリーチェックのアイテムを所望されるようになり、ブランドシンボルの進化が始まりました。
以後数十年の間に、バーバリーチェックはさまざまな形に変化を遂げました。1970年代にはカシミアのチェックスカーフが発売され、ブランドを代表するアクセサリー小物に。チェックはレディトゥウェアにも取り入れられ、80年代から90年代にかけてキャンペーンの中心となりました。現在、バーバリーチェックは商標登録されています。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_893904/
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
関連記事
- 任天堂、スマホをコントローラー化する特許出願 次世代機での活用に期待
- 「JavaScript」商標の行方は?Denoがオラクルの商標登録取り消しを申請
- SUPER EIGHT」商標登録拒絶の背景と繰り返される承諾問題
- 新潟発のフードテック!特許技術「米マヨネーズ」
- 韓国、中国の「特許ただ乗り」に対抗 バッテリー特許戦争の幕開け
- パテントトロールに反撃!特許の無効化を目指すオープンソース界
- 特許技術で耳にカスタムフィット!AirPods Pro専用イヤーチップ
- 特許資産規模ランキング2024 トップ3はNTT、HUAWEI、Google
- Samsung、三つ折りスマートフォンの特許を申請
- 「NewJeansがモデル」インドネシアラーメン、韓国商標権を侵害?