「ワクワクイベント」はドクター・中松の商標か 困惑の経産省、ワクチン接種促進「イベントワクワク」との混乱も

若者の新型コロナウイルスワクチン3回目接種の促進や、イベント業界の需要喚起を目的に政府が「Go To イベント」に代わって検討している「イベントワクワク割」。一部で「ワクワクイベント」と報じられたが、実はその名称は、発明家のドクター・中松こと中松義郎氏(93)が特許庁に商標を出願したものだった。中松氏にその真意を聞いてみた。

特許庁の特許情報プラットフォーム「J―PlatPat」を確認すると、中松氏は昨年9月30日「ワクワクイベント」の商標を出願した。

出願の理由について中松氏は「私は発明家といわれるが、『国際創造学者』であり、物だけでなく言葉も発明している。『ワクワク』はワクチンとかけている。一部で疑念を持たれるワクチンだが、前向きに接種することで新型コロナを防御しようという思いだ」と明かす。

中松氏の出願から約2カ月後の同年11月18日、経済産業大臣名で「イベントワクワク」と「イベントワクワク割」の商標が出願された。経産省は出願時点で「ワクワクイベント」が出願済みであることは把握していたといい、「当初から『イベントワクワク』での登録を検討していた」と説明する。

これについて中松氏は「経産省が初めから『イベントワクワク』で出願したかったかどうかは分からないが、応援している。ワクチンを接種した人への政策は当然必要だ」と歓迎する。中松氏は自身の商標登録が認められた場合、政府に使用を許可するとした。経産省の担当者は「かえって混乱を生む恐れもある」としており、前向きではなさそうだ。

コロナ禍が始まる前の2019年2月には「世界初のフェイスシールド」(中松氏)という「スーパーメン SUPER M.E.N.」を開発するなど、数多くの感染防止グッズを生み出したと話す。

「世の中で生かされるものこそが発明」と力説する中松氏。「ウクライナ問題より前から、日本がエネルギーをいかに自給できるかという開発を行っている。もう1つはEV(電気自動車)で、テスラやトヨタの先の先を行くものだ。スマートフォンについても根幹的な開発をやっている」と今後の開発にも意欲を見せた。


【オリジナル記事・引用元・参照】
https://www.zakzak.co.jp/article/20220411-FDKRRN5BS5JDRI4CNUUHGOULRU/

* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。

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