ギョロっ!
FacebookがMetaになってまだ日は浅いですが、Metaとしてやりたいことは、すでに全世界にハッキリ伝わっています。ユーザーをリアルからメタバースの世界へ連れていくことです。連れていく方法はいろいろあるのでしょうが、Metaが考えるひとつのやり方がこれ、メカニカル目玉です。Business InsiderがUS特許書類を発見して報道、話題になっていると、テクノロジー情報サイトのGizmodoは22年1月17日このように伝えている。
ロボ目玉「Mechanical eyeball 100」の特許が申請されたのは去年の12月。人間の目に似せたデザインのメタル球体は、2つの回転軸が中心で交わり動く。球体には、人間の目の網膜、角膜、虹彩などの役割をする部分があるようだが、その詳細な技術まではわかっていない。
だが、そこから明らかになったのは、メタが考えるメタバースの未来は、身体に装着する多数のセンサーや機器によって、人々の動きが把握、予測され、それによって超現実のデジタル世界が形成されるということだ。
メタのマーク・ザッカーバーグCEOは、インタラクティブな活動が行われるメタバースが本格的な規模にまで拡大するには、少なくとも10年はかかると言う。しかし、同社のエンジニアたちは、既にメタバース実現に向けて、技術開発と彼らの発明の特許取得に全力で取り組んでいる。
「まさに今ここに誰かと一緒にいるような存在感の提供。それこそが、オンライン・ソーシャル・エクスペリエンスの究極の理想です」と、2021年末、ザッカーバーグは語った。
ザッカーバーグは、自社の未来をメタバースに賭けている。メタバース事業実現のために、年間100億ドル(約1兆1000億円)規模の投資を行い、その優先度の高さを強調するために社名をフェイスブックからメタに変更した。しかしそれが成功するには、数十億人がメタバースにアクセスするために、スマートフォンからヘッドセット等のウェアラブルデバイスに切り替えるほどの説得力がなければならない。
そのひとつの「ロボ目玉」は目玉だけあってもダメなようで、特許には頭部もセットになっている。アニマトロニクス的頭部ロボとロボ目玉で初めて完成するようだ。目玉に内蔵されているセンサーで周囲を「見て」、さらに頭部のマシンラーニングでリアルユーザーの目の動きを学習したり、連動したりするようだが、さて。
特許取得について米Gizmodo編集部がMetaに問い合わせたところ、「取得したテクノロジーは必ずしも弊社のプロダクト・サービスに活用されるわけではありません」というお決まりの返信だった。
Metaは、昨年11月に、カーネギーメロン大学とロボットスキンの共同開発を発表しているので、ロボ目玉がロボ肌とコラボする可能性もゼロではなさそうだ。マーク・ザッカーバーグ氏の目指す「リアルなヴァーチャル物体とメタバースで物理的に交流する」ことに必要なツールなのかもしれない。
【オリジナル記事・引用元・参照】
https://www.gizmodo.jp/2022/01/facebook-patented-a-mechanical-eyeball.html
https://www.businessinsider.jp/post-249196
* AIトピックでは、知的財産に関する最新のトピック情報をAIにより要約し、さらに+VISION編集部の編集を経て掲載しています。
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